「向日葵の丘」藤枝シネ・プレーゴ。 昨日、満員御礼! チケット完売。 [全国公開]
「向日葵の丘」藤枝シネ・プレーゴ。
昨日、満員御礼!
チケット完売。
多くの人が詰めかけ大盛況。
昨日は入場できない人も出てご迷惑をおかけしましたが、
来週の金曜日まで上映しているので、
映画館にお問い合わせの上、お出かけください。
静岡県で他の映画館での上映予定はありません。
ぜひ、藤枝シネプレーゴで、
画面の大きなシネコンです。
若い内に吸収したことが、大人になってから力になる? [My Opinion]
【若い内に吸収したことが、大人になってから力になる?】
中学、高校と日本映画が大嫌いだった。タイトルを見ただけで「あーダメ!」ポスターを見るだけで「一生見ない!!」そう感じていた。正確にいうと日本映画が嫌いなのではなく、その物語やセンスがあまりにも時代遅れで、嫌悪感を持つほど、許せない!というのが本当のところだ。
当時10代20代だった僕が...、いや、僕のまわりにいた同世代は同じように感じていて、日本映画より洋画。特にアメリカ映画に魅力を感じていた。当時は「タワーリングインフェルノ」「ジョーズ」「未知との遭遇」「スターウォーズ」と金のかかった物量作戦のエンタテイメントが多く、僕らはそれらハリウッド映画に酔いしれていた。
一方、日本映画は文芸小説の映画化。アイドル映画ーそれも過去の裕次郎が出た映画の焼き直しのような物語やお涙頂戴の難病もの。客をなめているとしか思えない、古臭いセンス。ビデオで見ていたら確実に早送りしてしまうスローなテンポ。金を払うのも躊躇われる、いや、金をもらっても見たくない映画が圧倒的多数だった。
それは僕らだけではなく、当時は「洋高邦低」といわれ、洋画がヒットして、邦画は当たらない時代だった。そんな頃に育ったので、憧れはスピルバーグであり、ルーカス。唯一の例外が大林宣彦監督であり、それから十数年後に出会い、作品に参加してもらうなんて夢のような出来事を想像さえしなかった。
話は戻り。ハリウッドに憧れた僕はロスアンゼルスにある名門映画科のある南カルフォルニア大学に留学する。そして何の間違いか? 映画に合格した。日本でいくら映画の勉強をしても、現役で活躍するあの巨匠たちのような映画しか作れないのであれば、憧れのハリウッドで勉強する方が意味あると思ったのだ。
その後、波乱万丈な展開があるのだが、以前に何度も書いたので、先に進む。帰国後、10年以上かかり映画監督になった。日本を舞台にした物語を書き、日本人が出演する日本映画を作っているのだが、よく言われることがある。
「太田監督の映画って、何か日本映画ぽくない!」
外人俳優が出ているわけでもなく、海外ロケもしていない。CGを多用したアクションやスペクタクルがあるわけでもない。むしろ低予算。円盤も宇宙人も出て来ない。なのに日本映画ぽくないといわれることがある。
新作の「向日葵の丘」も日本映画は見ない!好きなのは「ターミネーター」や「スターウォーズ」という映画ファンの方に同じことを言われた。「日本映画なのに面白い。感動した」と。そんなとき、思うのは、やはり若い頃に見ていたアメリカ映画が自分の中で消化され、それがエッセンスとなって自分の映画に反映されているんだろうな?と。
そのせいか、僕の映画はアメリカ人にも評判がいい。先日、参加したロスアンゼルスの映画祭JFFLAでも、「向日葵の丘」は大評判。多くのアメリカ人が涙した。前作の「朝日のあたる家」も「青い青い空」もラストには拍手喝采。この反応もきっと、ハリウッド映画を見て育った僕が作ったので、アメリカ人も見やすいということがあるのだろう。
黒澤明監督はジョンフォードが好きで、時代劇を作ってもどこか西部劇。だから、アメリカでも理解され、高い評価を受けたのだと思える。やはり、若い頃に学んだこと。吸収したことは大人になってから、とっても生きるのだと痛感。だから、いう。若い人たちは自分が好きなものをたくさん見て、たくさん吸収してほしい。
それがあなたたちのエネルギーとなるのだから。そんなふうに思えている。
サンタモニカにあるような素敵なカフェ。お気に入りの場所! [私の日常]
【ウッディ・アレンが人嫌いになった理由を感じる日々】 [私の日常]
ハリウッド俳優のウッディ・アレンはインタビュー嫌いで有名だ。というより「人嫌い」と言われている。パーティや記者会見にも出席しない。人前に現れることがまずない。ニューヨーク生まれのニューヨーク育ち。多くの人に愛されるアクターであり映画監督。なのになぜ、人嫌い?と思っていたのだが、「もしかしたら、こういうことかな...」と思えること。この数年、続いている。
撮影や宣伝でお世話になった地方の方々の多くは、その後もお付き合いが続き、その街では撮影しない僕の新作も応援、支援してくれる。本当に感激。なので、別の仕事であっても、その人たちの街を通るときには、途中下車してお訪ねし、ご挨拶したり近況報告したりする。
東京に戻るときにお世話になったA市で途中下車。地元の方に新作映画の進展報告等をすることがある。が、お世話になったB市が近所にある。A市に寄ったことを知ると「監督。B市にも寄ってくださいよ。寂しいなあ〜」と言われる。でも、両方の街に寄る時間はなく、考えた末に短時間で何人も訪ねることができるA市を申し訳なく思いながら選んだのだ。
また、お世話になったC市の方をお訪ねしたときはこう言われた。「ここまで来たのなら、少し先のD市まで行った方がいい。皆、喜んでくれるよ」確かにその通りだ。が、C市でさえかなり無理して来ている。D市まで行くと、その日の内に東京に戻れない。残念だが行けないと伝えると「でも、あの街でもお世話になったんでしょう? 感謝の気持ちが足りないじゃない〜」と注意される。
無理してお訪ねしても、結果、そんなふうになることがある。また、訪ねた街でも、こう言われる。「***さんを訪ねたそうですね? 何でうちには来てくれなかったんです?」こういうこともある。「**さんに先に挨拶に行きましたよね。何でうちはあとなんです? 私の方が撮影の応援したはずですけどね」
訪ねるときも、いろいろ考える。誰から順に訪ねるか? そして自宅だといきなり行くのは失礼。なので、お店をやっている方。会社を経営している方で、急に訪ねても、対応してもらえ、迷惑がかからない方を選んでお訪ねすることもある。それでも「うちへは来てもらえなかった...」「なんで**さんが先なんだ?」と言われる。「何でA市だけ」「だったらC市も!」と不満を持つ人が出てくる。
ただ、ある街ではお訪ねすると、誰かが「監督が来てるよー」といろんな人に連絡をしてくれて、決まったお店に集合してくれる。これは一度に多くの人にご挨拶ができる上に、来れる人は来て、都合の悪い人は来ないで済む。不公平も生まれにくく、ありがたかった。街の方々は毎回、歓待してくれて、撮影時の思いで話に花が咲く。
でも、あるとき、その会を終えて東京に戻ると、その中のお1人からメールが来ていた。「今後、来るときは1週間前くらいに事前に連絡してください。急に来て招集されても迷惑です。こちらにも生活がありますので」と。それなら欠席してくれてもいいのだが.....お会いしたときは笑顔で対応してくれたのに、実は迷惑だったと分かり。心が沈んだ。
ただ、僕も1週間前に予定を立て、その街にお寄りするという形は取れない。監督業はご存知のようにブラック企業を超える仕事量。スケジュールも突然変わる。帰京予定日が変わったり、現地に予定以上に滞在したりもする。そんな中で帰京途中。「あ、今日なら**市で途中下車できる。明日、東京に着けば仕事にも影響しない。きっと喜んでくれるだろう」と、その街を訪ねる。
けど、地元の方も急に来られては困る方がいるという現実。笑顔で迎えてくれても内心は迷惑。他の方々も笑顔で接してくれるが、実は「急に来られてもなあ〜」と思いながら我慢していたのではないか? ある街を訪ねると、他の街から不満が出る。「D街も行くべきだ」と注意される。もちろん、本当に喜んでくれている人たちも多いだろう。でも、次第に分からなくなってくる。
それに、地元の方の要望を全て受け入れることはできない。本業に大きな影響が出てしまう。一部の声だけ受け入れても、また別のところから不満の声が上がる。何をしても、良かれと思っても、誰かが嫌な思いをする。誰が悪いということではないのに、歯車がどんどん噛み合なくなっていくような、悲しさを感じる。もしかしたら、何もしないこと。誰も訪ねない方が人を傷付けず、迷惑かけないのかもしれない....。
そんなとき、ウッディ・アレンの話を思い出した。もちろん、彼は大スターで僕なんかは今も無名の監督。同じレベルでは語れないが、アル・パチーノも、ロバート・デ・ニーロも、ウオーレン・ベティも、人嫌いと言われているたぶん、僕が体験したことの数百倍も何千倍ものことを経験したのではないか...........そんなことを考えてしまう.....。
「向日葵の丘」ロケ地島田市に一番近い映画館で上映中! [全国公開]
「向日葵の丘」ロケ地島田市に一番近い映画館で上映中!
藤枝シネ・プレーゴ。http://www.cineprego.jp
①09:50 ②14:40
静岡県で「向日葵の丘」が観れるのはここだけ!
島田市、静岡市での映画館上映の予定はありません。
ぜひ、シネ・プレーゴで。10月23日まで上映中。
【お願い!】向日葵の丘ー前売り券をお持ちの方!お急ぎあれ! [告知]
おかげ様でヒット。上映館も全国で30館を超え、各地で絶賛上映中です。
ですが、8月より公開をスタート。すでに秋も終わりに近づき、映画館上映は終了段階。
東京は2館が終了。あと八王子のみ。大阪は布施のみ。
名古屋、金沢、福井、小田原はすでに終了しています。
これから公開の映画館もありますが、多くは間もなく終了です。
前売り券をお持ちの方は急ぎ、最寄りの映画館でご覧ください。
上映が全て終わってから、
「えーーいつ上映していたの〜!?」
という方が毎回、続出します。
なので、映画をご覧になった方はぜひ、お友達に「向日葵の丘ー観た?」そろそろ上映終わるよ!と声をかけてもらえるとありがたいです。
上映中の映画館はこちらでチェック!=http://himawarinooka.net/theater.html
感想「映画見て、自分たちの高校時代を思いだした」 [観客の感想]
【和歌山 Kさん】
向日葵の丘、幼なじみと行ってきました。
幼稚園から高校までいつも一緒でした。
映画見て、自分たちの高校時代を思いだします。
多香子の感情と重なる時は涙が流れました。
やりたかった事、親に邪魔ばかりされてきたように思います。
親になった今は親の気持ちもわかります。
多香子が故郷を離れ家を出ていく時の母親の気持ちも重なり泣けてきました。
高校時代に些細な事でケンカしてから連絡とってない友達も思いだしました。
元気にしているのかな?
今なら仲直り出来るかな?
私たちも年を取るばかり
生きているうちに
会ってみたいと思う気持ちになりました。
最後はみんなでかもめ座で
よかったね。ほっこり感動しました。
追伸、上杉さんの出演場面2ヶ所しかわからんかった。(*^^*)
「向日葵の丘」映画館情報! 終了したとこ。始まるとこ。 [全国公開]
「向日葵の丘」大阪・梅田シネリーブル、渋谷・シネパレスでの上映は終了しました。多くの方々が来場。本当にありがとうございました。
名古屋・伏見ミリオン座は1週の延長となり、10月9日(金)まで上映。大阪は布施ラインシネマが続映中。東京はニュー八王子シネマで上映。10月10日からは横浜ジャック&ベティで公開。
ロケ地島田市に最も近い静岡県の藤枝シネ・ペルーゴでは本日2日、太田監督による舞台挨拶。同日、加古川イオンシネマでは北原雅樹さんによる舞台挨拶。
京都も10月17日(土)より、みなみ会館で公開。その他は以下のページをご覧ください。今日もどこかで「向日葵の丘」。よろしく!
映画館情報>http://himawarinooka.net/theater.html
【お願い】 連絡をくれた皆さま。申し訳ありません。お返事待ってください! [告知]
仕事関係、お世話になった方から、いくつもの連絡や問い合わせを頂いているが、パソコンに向かう時間も限られているので、なかなかお返事できず、申し訳なく思っている。
ここ数週間。「向日葵の丘」金沢ー大阪ー名古屋舞台挨拶ツアーに続き、LAの映画祭に出席。そして大阪第二弾も間もなくスタート。東京に戻ってもすぐ出発といいうことが続いていてる。
映画公開前後の舞台挨拶&宣伝ツアーは撮影に並んで、映画監督業の最も忙しい時期。それもその間に収入はない。それでも「多くの人に観てもらういたい!」と思うので、どの監督も飛び回る。
そんな時期なので、連絡を頂いた方。もう少し落ち着くまでお返事を待って頂きたい。「メールの返事くらい5分もあればできるでしょう?」とよくいわれる1件、2件ならその通りだが、10件の返事をすれば50分。20件なら100分。30件なら2時間半。それも5分で返事できないものが多いから、その数倍の時間が必要。だが、本業すら時間が足りない状態。
本当に手が回らない。そして、映画の宣伝をあとまわしにして、公開が終わってから宣伝をしても意味がない。映画は水もの。タイミングがもの凄く大事。そして「これだけやれば十分だ」ということはない。また、次々にトラブルが起きて、それを修復するのにもかなりな時間が必要。1人のミスが多くに迷惑をかける。
そんな状態なので、お返事は待って頂けるとありがたい。ご理解頂けると幸い。よろしくお願いします。
【向日葵の丘 現在上映ーこれから上映の映画館!】 [全国公開]
(10月9日付け)
北海道 シアターキノ 10/31(土)~11/6(金) 011-231-9355
東京 ニュー八王子シネマ 9/26(土)~10/23(金) 042-622-0116
神奈川 横浜シネマ ジャック&ベティ 10/10(土)~ 045-243-9800
埼玉 深谷シネマ 11/29(日)~12/5(土) 048-551-4592
静岡 藤枝シネプレーゴ 10/3(土)~10/23(金) 054-668-9533
愛知 豊川コロナシネマワールド 10/3(土)~ 0533-85-6577
大阪 シアターセブン 11/7(土)~ 06-4862-7733
大阪 布施ラインシネマ 9/26(土)~ 06-6782-2628
京都 京都みなみ会館 10/17(土)~ 075-661-3993
京都 福知山シネマ 11/14(土)~11/27(金) 0773-23-1249
広島 シネマモード 近日公開 084-932-3381
福岡 中洲大洋映画劇場 11/7(土)~11/20(金) 092-291-4058
大分 日田シネマテークリベルテ 11/7(土)~ 0973-24-7534
鹿児島 天文館シネマパラダイス 10/31(土)~ 099-216-8833
沖縄 シネマパレット 10/10(土)~ 098-869-4688
感想「笑って、泣いて、感動して、見終わったあとの気持ちは青い空」 [観客の感想]
【小玉虫シスターズ 3】
向日葵の丘、大阪で2回見た小玉虫シスターズです。私たちは太田監督の映画を見て育ちました。(笑)
「ストロベリーフィールズ」
「青い青い空」
「朝日のあたる家」
「向日葵の丘1983年・夏」
全部素敵映画です。
太田監督の映画は私たちでもすんなりとストーリーに入れます。そして美しい風景と素敵な音楽が流れる物語の中へ、自分も登場人物になったみたいに気持ちが溶け込めます。
太田監督がなぜ女子の気持ちがあんなに解るのか?いつも不思議です。私たちは「太田マジック」って呼んでいます。(笑)(笑)(笑)
太田マジックにかかると良いですょ。笑って、泣いて、感動して、見終わったあとの気持ちは『青い青い空からの朝日を、めいっぱい受けて育てられている苺ビニールハウスの横に咲いてる向日葵畑』です。(*^^*)
今、公開中の向日葵の丘1983年・夏 本当に多くの人に見てもらいたいです。向日葵の丘は見る人の心に刺さっている小さなトゲを抜いてくれますょ。
向日葵の丘公開映画館情報はこちらです。
http://himawarinooka.net/theater.html
これから段々と大人に向かう私たちも太陽に向かって、真っすぐ咲く向日葵のように明るい気持ちでいたいと思います。