本日公開! [公開までカウントダウン!]
本日公開!
おはようございます。8月22日が来ました。
ついに「向日葵の丘」東京公開の日。すでに多くの方からお祝いコメントを頂き、ありがとうございます。いつも、初日は「監督、嬉しいでしょう?」といわれるが、実は「嬉しい」と思ったことはない。
「舞台挨拶はうまく行くだろうか?」「トラブルなく進行するだろうか?」「 映画は事故なく上映されるだろうか?」「観客にはウケるだろうか?」 と心配ばかりが先に立ち、「嬉しい」「ハッピー」という思いまで行かない。
本日が無事に終了し、うちに戻り、1人でビールで乾杯し(終了後は特別なお祝い会はないので)「あー無事に終わったなあ」と思う。でも「いや、初日に来てくれるのは特に熱い人たち。明日以降に来るお客さんたちには映画はウケないかも?」とか考えてしまい、やはりハッピーにはなれない。
これが監督業の現実。ただ、映画が公開されれば、ようやく、やっと、「朝日のあたる家」の準備期間以来、少しばかり休むことができる。2012年以来の休日が取れる。
毎回、映画が完成すると過労で倒れ、自宅入院状態となる。休む事なく何年も仕事をするので、毎回、ドクターストップがかかり、「休まないと本当に過労死するよ」といわれるが、映画製作を止めることはできず。映画公開後にそのツケを取ることになる。
「青い青い空」のあとは半年間寝込んだ。果たして今回はどうなるか? でも、そんなに長く寝込むことはできない。9月には大阪、名古屋等が公開。そのための準備も進んでいる。ラジオ番組等に出演して宣伝をする。宣伝で番組に出るのは当然ノーギャラ。
しかし、それで多くの観客が映画を観て、感動を伝えられれば、過労で倒れても、過労死してもいい。いつもいうが毎回遺作だ。そう思ってないと監督業はできない。いや、できなくはないが、それが僕のやり方だ。感動作を作ることが僕の仕事。
さあ、本日中は倒れることはできないので、今日1日、がんばる。
「向日葵の丘」は本日公開。ぜひ、劇場でご覧下さい。お待ちしております。
品川プリンスシネマ http://www.princehotels.co.jp/shinagawa/cinema/
明日から「向日葵の丘」が公開される品川プリンスシネマ。 [公開までカウントダウン!]
こちらが明日から「向日葵の丘」が公開される映画館。
品川プリンスシネマ。
素敵なシネコンです。
明日、お待ちしています。
映画館HP=>http://www.princehotels.co.jp/shinagawa/cinema/
映画館ヨコにフードコートがあります。 [公開までカウントダウン!]
向日葵の丘ー明日より東京公開。
映画館ヨコにフードコートがあります。
ランチや夕飯はぜひ、ここで!
宣伝費もらっていませんが、
そこそこの値段で、美味しい物が食べられます。
映画館HP=>http://www.princehotels.co.jp/shinagawa/cinema/
発売中の「キネマ旬報」誌が「向日葵の丘」を超酷評! [公開までカウントダウン!]
評論家三人が「向日葵の丘」批評を書いているのだけど、三人とも超酷評。
それはいいんだけど、テーマでないものを取り上げてテーマが描けていないと言ったり。
一般のお客から「感動した」とよく言われる部分を
「時代錯誤な内容で頭痛い」「描写がゆるくてクドく」
と批判している?
それらは客観的な批評というより、
「俺はこういうの好きじゃないんだよ」「私の趣味じゃないわね」
という好みを主張しているだけに思えてしまう。
まー評論家の人ってマイナー趣味やオタクの人が多い。
世の中を斜めに観て「分かってないんだよなあ〜」と上から目線で語る人も多い。
自分が時代からズレていることに気付かず「今の時代は...」と語ってしまう。
だから、そうなるんだろうけど、
テーマを理解できない人がいるのは、驚いた。これでは素人の感想と同じ。
ただ、この種の人たちが褒める映画はまずヒットしない。
そして大ヒット作は必ず否定する。ということは、、、へへへ!
向日葵の丘 監督日記 初日舞台挨拶での大激怒事件を回想 [公開までカウントダウン!]
いよいよ、初日を迎える。そんなめでたい日を前にこんなことを書くのはどうかと思うが、以前、初日の舞台挨拶の日。楽屋で打ち合わせをしていると、映画館の人がやってきて「監督のご友人がいらしてます」と告げられた。この忙しいのに誰だ!と入り口まで行くと、親しい友人が笑顔で立っていた。
何を考えているのか? 僕は大激怒したが、彼は何を怒っているのか分からない。舞台挨拶当日。舞台裏は戦争状態。久々に会うキャスト同士は懐かしさで盛り上がりながらも、舞台に立つ緊張感で緊迫する人もいる。綿密な打ち合わせが必要で、誰がステージのどこに立つかも説明し、覚えてもらう。質問も事前に伝えて、何を話すか?かんがえてもらう。
僕も登壇者の一人であり、進行役でもある。太田組舞台挨拶は司会者ではなく、僕が進行する。演出も僕が担当。ま、演出といっても、いかに俳優さんたちにリラックスしてもらい、楽しく舞台挨拶をしてもらうか?という係なのだが。さらにマスコミ取材。衣装を着て、メイクをして準備している隣の部屋では、別の俳優が新聞やテレビのインタビューを受ける。
その上、僕は会場チェックにそっと場内に忍び込んで写真を撮ったり。(ブログ用に)スタッフも緊張。万が一のことが起こったら大変だ。ファンが舞台に駆け上がったりすることもありえる。セキュレティも大事。さらに、時間制限。予定の時間内に終わらせないと、あとの上映に迷惑をかける。
全員がピリピリ状態の中、友人は「よ! 観に来たぜ。驚いた?ははは」と笑顔。こんなときに何しに来たんじゃあ〜!怒り爆発。追い返した。確かに、演劇やコンサートが終わってから、親しい人が楽屋を訪ねることはある。でも、公演前に、それも演劇やライブとは違い舞台挨拶は本当に時間のない中で、皆が駆け回っているときに、いつでも会える友人が訪ねて来るのは非常識だと注意したのだ。
あとで聞くと、彼はあわよくば楽屋に入れてもらい、俳優さんにサインをもらい、一緒に写真を撮ってもらえるかも?と思っていたらしい。「太田はいい奴だから、きっとそのくらいは....」と考えたようだが、大バカ者だ。緊張している俳優さんたちのいる楽屋に、何で僕の友達を入れてストレスをかけることをする訳がない。おまけに僕が呼び出されるとその間、打ち合わせも中断するのだ。
こっぴどく友人を注意したが、彼はいう「だって、そんなこと分からないだろ? お前が喜んでくれると思ったんだよ。それに俳優も舞台に立つなんて慣れているから、そんな緊張しているなんて知らなかったし」しかし、安易な想像で、「大丈夫じゃないかなー」てな発想で訪ねるのは間違っている。もし、それなら事前に僕に連絡するべきだし、事情を訊くべきだ。
驚かせようと思ったなんてもっての他。その上「監督の友人」と名乗るのはよくない。映画館スタッフだって、それならちゃんと対応しようと思うはずだ。だから、それ以来、急に訪ねて来た人は「会えない」と伝えることにしている。友人がお祝いを云おうとしてくれた気持ちは嬉しいが、そのことでいろんな人に迷惑がかかるからだ。
だが、友人の考えはたぶん一般的だろう。楽屋の緊張感なんて想像もしない。お祝いを言ってくれるのはありがたいこと。でも、俳優陣に迷惑はかけられない。そこで、僕は舞台挨拶や上映が終わったら、お客の送り出しをする。出口に立ってお礼をいう。そうすれば、声をかけてくれるし、友人にも会える。俳優陣や他のスタッフに迷惑はかけない。時間的にできないこともあるが、なるべくそうする。
なので、今回も申し訳ないが楽屋を訪ねるようなことは絶対にしないでほしい。そして「驚かそうと思った」は絶対にダメ。サプライズは感動にはならない。それは嫌がらせになってしまう。もし、挨拶をしてくれるのであれば、数日前に連絡をくれれば、何とか時間を作り、僕の方からロビーなり出口なりに伺う。これも素敵な舞台挨拶をし、俳優にも、観客にも喜んでもらうため。ご理解頂きたい。