SSブログ

「映画は口コミではヒットしない? 関係者が努力しなければ惨敗する」 [【再掲載】]

IMG_0324.jpg

 以前にお会いした方。地方に住む年配の男性がこんな話した。ちなみに彼は映画界の人でも、ショービジネスの業界でもない。

「映画はいいものを作れば必ずヒットする。口コミで評判が広がり、客が映画館に来るんだよ」

 ちょっと聞くと、真意を突いた発言だと思えるかもしれない。が、それは大きな間違い。全くの嘘ではないが、その言葉を信じたら大変なことになる。なのに「映画は口コミでヒットする」と思い込んでいる人は多い。説明しよう。

 映画の興行は最低2週間。そこで宣伝もせずに映画を公開しても、客はほとんど来ない。今の時代。「日曜だから映画でも観に行こう」と映画館に行かない。「***という映画を観にいこう」と作品を決めて出かける。だから、十分な宣伝をしていない映画を観に来る人は本当に少ない。

 東京公開の初日、土曜日に10人が観たとして、その映画がとても面白かったとして、その10人全員、友人2人に話して「それは面白そうだ!」と言われたとして20人。その内の何人が2週間以内に映画館に行くだろうか?

 翌週の土日に全員が観に行ったとして20人。その20人がまた2人ずつ話をして40人。でも、もう3週目の上映はない。もちろん、平日に映画館に行ける人もいるが、通常はむずかしい。結果、その映画の観客数は100人に至らずに終わる。

10338267_799430026797970_1712892917865326678_n.jpg

 東京でその成績では地方公開はありえない。映画の製作費は最低でも3000万円。100人が映画を観て1人1800円を払っても興行成績は18万円。完璧な赤字ということになる。つまり、口コミだけでは映画はヒットしないということだ。
 どんなに客が来なくても、映画が半年くらい上映されるのであれば違って来るが、今日そんな悠長な映画館はない。客が入らなければ1週間で打ち切りということもある。

 なので、映画会社、宣伝会社は前売り券を重視する。前売りが売れれば、映画の公開前に観客数の最低状況が分かる。売れた分だけは来る。来なくても損はしない。前売りが売れた数の何倍かは当日券で来る。だから、前売り券をいかに多く売るか?に映画会社。宣伝会社は必死になる。

 「映画が公開されれば評判で客は来るよ」なんて言ってたら、口コミが広がる前に上映は終わる。先の計算で行っても初日に100人、1000人観ただけでは口コミは期待できない。

 だから、まず、多くの人に映画の存在を知ってもらい「観たい!」と思ってもらい、前売り券を買ってもらう。そうやって映画を観る人の数を、公開前にもの凄いものにすることが大事。

 製作委員会方式の映画では様々な会社が出資しているので、その各社の社員がまず、率先して前売り券を買い。社員たちは自らチケットを売って歩く。そしてネットの映画レビューに「感想を書け」と社員に指示が出る。会社と社員が一丸となって宣伝、チケットを売る。

10983182_799478276793145_8517846981667526523_n.jpg

 映画館は前売り券が売れて、大喜び。2ヶ月の上映を決める。そうやって前売り券が売れ、社員が皆、映画館に行く。テレビでもバンバン宣伝して、一般の客も行く。それで初めて映画がヒット。しかし、口コミで客が来るのはそこから3ヶ月後だ。噂を聞いて数人はすぐにでも来るだろう。でも、大勢に広がるにはかなりの時間がかかる。

 だから、ロングラン上映にならないと口コミの効果はない。協賛企業が製作費を出すだけで宣伝、前売り券販売に協力しなければアウト。社員がお客気分になっていたら映画はヒットしない。だから関係者がいかに一般の人に前売り券を売るか? 宣伝するか?にかかっている。そうやって映画をヒットさせ、ロングラン上映になったときに、やっと「口コミ」が効いてくるのだ。

 これで分かってもらったと思うが、いい映画を作っただけではダメ。そして口コミは最後の最後にしか効果を上げない。つまり「いい映画を作っても客は口コミでは来ない」ということだ。映画ビジネスは過酷である。


m_10460181_802083253199314_5461131442902814349_n-ed9e9.jpg

読みたい本。時間なくてなかなか読めない。 [私の日常]

12049517_919047741502864_8848518519738127939_n.jpg

 読みたい本。

 でも、時間なくてなかなか読めない。

11754520_866001236807515_5910271295992972245_o.jpg

「向日葵の丘」上映中の町。これから上映される町!  10/24付 [映画館情報]

 12074814_911673218906983_8706069069340827380_n.jpg

「向日葵の丘」上映中の町。これから上映される町!

北海道・東北地方北海道
シアターキノ 10/31(土)~11/6(金) 011-231-9355

関東地方東京
神奈川 横浜シネマ ジャック&ベティ 10/24(土)~10/30(金)終了 045-243-9800
埼玉 深谷シネマ 11/29(日)~12/5(土) 048-551-4592

東海地方
静岡 藤枝シネプレーゴ 10/3(土)~11/6(金) 054-668-9533

関西地方
大阪 シアターセブン 11/7(土)~ 06-4862-7733
京都 京都みなみ会館 10/17(土)~ 10/30(金)終了075-661-3993
京都 福知山シネマ 11/14(土)~11/27(金) 0773-23-1249

中国地方
広島 シネマモード 近日公開 084-932-3381

九州・沖縄地方
福岡 中洲大洋映画劇場 11/7(土)~11/20(金) 092-291-4058大分
日田シネマテークリベルテ 11/7(土)~ 0973-24-7534
鹿児島 天文館シネマパラダイス 10/31(土)~ 099-216-8833
沖縄 シネマパレット 10/10(土)~ 098-869-4688




1時間働けば時給がもらえるのが当然!ーと考える若者たち?! [映画業界物語]

11017517_915137548560550_1237813477328080369_n.jpg

【1時間働けば時給がもらえるのが当然!ーと考える若者たち?!】

 友人が大学生の頃。こんなことを言っていた。「普通の会社に就職するのは嫌だ。映画の仕事がしたい。月20万もらえるなら脚本家の仕事をしてもいいんだけどなあ」?????当時、僕はすでに映画界で働いていたので、もの凄い違和感があった。が、脚本家の求人なんてある訳がなく。彼は普通の会社に就職した。

 友人だけではない。ときどき専門学校に呼ばれ特別講義をする。そこでこんな質問を受けた。「映画監督業は食えますか?」「月いくらの収入がありますか?」そんな質問が出ること自体に腹が立ち正直に答えた。「監督業はブラック企業を超える。アルバイトをすれば時給900円とかもらえるが、監督業は時給50円。いや、日給50円。月収50円ということもある。それが監督業だよ」

 そういうと生徒たちは「映画監督なんてなるものんじゃないなあ」という顔をする。だが、それが現実。年収ゼロ円という監督もいる。奥さんに食わせてもらっていたり。アルバイトで生活している先輩もいる。監督業は厳しいという話ではない。そもそも、大学生の友人や専門学校の生徒の発想が間違っていると言う話をしたい。

10463977_670675889673385_4292551909066999603_n.jpg

 彼らの発想はバイトが基本になっている。1時間働けば900円。たいていのバイトはそんな感じ。1日10時間労働で9000円。1ヶ月に20日間働けば18万。「それならどーにか生活できるかなあ?」という考え方だ。しかし、それはバイトや会社員の世界での価値観。映画の仕事は監督でも、脚本家でも、カメラマンでも、技術がいる。質問をした生徒たちは、まだ何も技術を持っていない。にも関わらず1時間働けばいくら? 1日働けば***円という計算ばかりしている。

 何の技術もない彼らが撮影現場に来ても、何の役にも経たない訳で、1時間いくらどころか、1円たりとも払われることはない。いや、現場に呼ばれることすらない。そのことに気付かず。「監督をやれば、いくら? 脚本家なら**万円?」と時給計算をしている学生たちは、基本的におかしい。

 バイトというのは、ちょっと教えてもらえれば出来る仕事。特別な技術は必要ない。だから、1時間900円とかいう賃金をもらえる。だが、映画の仕事は誰にもでできるものではない。技術があった上にセンスも必要。それを持った人にギャラを払って働いてもらう。その違いを学生たちは理解せず。1時間働けば***円とバイトの感覚で考えるので、ズレてしまうのだ。

10854234_831551313585841_7641068733862908456_o.jpg

 ベテランのスクリプターさん。彼女は若い頃からスクリプターの仕事をしたかったという。が、経験がない。そこで友人に頼み込み、ノーギャラで、それも見習いで撮影に参加した。1年仕事をしたがノーギャラ。何の技術も経験もない人に賃金は払われない。逆に本来なら彼女は現場でいろいろと学ぶのだから、授業料を払わなければならない。ノーギャラでもメリットは大きい。

 頼み込んで低予算テレビ番組の撮影に参加してもらい、1年間勉強しながら現場をこなした。が、彼女の本当の目的は映画のスクリプターだった。テレビと映画のシステムは違う。そこでまた1年間、見習いで映画撮影に参加。仕事を学んだ。今は一人前のスクリプターとして、それなりのギャラをもらっているが、映画の世界では、技術も経験もない者には1円たりともギャラは払われない。

 そもそも経験のない人は撮影の邪魔になったり。足を引っ張ったりすることが多いので、撮影には参加させてもらえないことが多い。1年間も現場で働いたということは、彼女がかなり優秀で頑張り屋だったということ。今の映画界に新人を育てようという思いはないし、低予算化の波で、役に立たない者はすぐに解雇というのが現状である。

11218196_831037416970564_9130552528830847691_o.jpg

 さて、思い返してほしい。そんな世界で「月20万円もらえるなら脚本家になってもいい」という大学生。何の技術もない生徒が「監督業は月いくらもらえますか?」と質問。学生にありがちなバイト感覚でしかないことが分かる。だが、これは映画の世界ばかりではない。一般の会社も昔のように、新入社員は業績を上げなくても、数年は月給もらって勉強というところは少なくなっている。何らかの技術やスペシャリティのない者は採用しない会社が多い。

 「月給は30万はもらわないとね!」とかバイト感覚で言っていると、社会からはじき出されてしまうだろう。時間の切り売りをして、賃金をもらえるのは、アルバイトだけなのだ。その発想で「仕事」を考えてはダメ。「仕事」を得るためには、それなりの「技術」や「経験」が不可欠。映画界だけでなく、一般の社会もそうなって来た。

 大学の4年間。或は専門学校の2年間。バイトして、コンパして、旅行して、さあ、就職だ!といううときに、技術も経験もないと大変なことになるだろう。

988484_790299601044346_6503946223654138788_n.jpg

 最後に少し前に専門学校に行ったとき、出た質問を紹介する。

 「太田監督の撮影現場はボランティアでお手伝いしている人がいると聞きましたが、僕らも参加できますか? それから1日いくらもらえますか?」

 僕は答えた。

 「通常は撮影現場に一般の人は入れない。技術も経験もない人が参加すると、トラブルを起こしたり、隠れて俳優の写真を撮ったり、大変なことになることが多い。だから、よほど信頼できる人で、映画愛のある人。この映画を応援したい!という人だけを厳選。撮影の過程を経験、一緒にがんばることを楽しんでくれる人たちのみ。受け入れる。その意味で君はダメ。ボランティア・スタッフでいくらもらえる?なんて質問する段階でアウトだ」

 その生徒はあとで「よく分かりました。ノーギャラでもいいので、手伝わせてください」といってくるかと思ったが「何だ、タダかよ!」という顔で帰って行った。バイトというシステムが若者たちに勘違いさせ、時代を逆行していることを改めて感じた。学校教育で与えられたことだけをやっていたら、社会に出て大変な事になる時代。なのに気付かぬ若い人が多い。悲しい話だ...。

12109170_913776462029992_937465280890784355_n.jpg

【「向日葵の丘を観たい!」という声は今も届いているのに....】 [公開終了の時期]

12115895_919816808092624_5583585302928469676_n.jpg

御陰さまで「向日葵の丘」日本全国30カ所以上の映画館で公開することができ、多くの観客の皆さんに感動してもらっている。東京は3館で公開。すでに3ヶ月に及ぶ上映で終了、横浜は明日30日まで上映。大阪は3館目の上映が11月7日(土)からシアターセブンでスタート。先日も大分の映画館から「ぜひ、上映したい!」との連絡があり、嬉しく思っている。

それでもまだ「うちの街でも上映してほしい!」という市民の方からの声も届いている。そう。まだ上映できていない地域も僅かながらある。配給会社は今も映画館に交渉。「上映してもらえないか?」お願いしてまわっている。だが、地方の映画館側は大作、話題作を優先。なかなか「向日葵」をかけてくれない。

また、春に交渉したときは「スケジュールがいっぱい」といいながら、今になると「1983年・夏」というタイトルが引っかかる。「すでに秋だし」などという映画館もある。だから、夏前に上映してほしいといったのに、散々引き延ばして「秋になったから」と敬遠かよ?

さらに一般の方から「近所に大きな映画館があるのになぜ、上映してくれないのか?」との質問も届く。が、そこは大手映画館チェーン。全国一斉公開される大型映画しか上映しない。独立系は交渉以前にアウトなのだ。

ミニシアター系の映画館は融通が利き、いろんな映画を上映するが、地方には、その手の映画館がないことが多い。その上、1年以上も前からのいろんな上映依頼があり、そちらを優先する。「1983年夏」なのに、「夏」に上映せずに、後回しにして正月以降なら....とかいうところもある。本当にイライラする。

しかし、観客からのリクエストも問題がある。すでに上映が終わった地区からこんなメッセージが来た。「***市に住む者です。『向日葵の丘』を前々から応援しています。が、うちの街では気づかぬ間に上映が終わってしました。ですので、ぜひ、もう一度映画館で上映してください!」

これは駄目。その街では舞台挨拶までしている。新聞にも記事が出た。応援しているなら公式HPや僕のFacebook。新聞記事をチェックするはず。何週間も上映しているのに気づかないようで「応援」しているとはいえるのか? また、一度、上映が終了した映画を劇場が再映することはまずない。映画館はビデオ・デ・マンドではない。好きなときに、リクエストして上映はしてくれない。

「そのうちに行こう」といっていて見逃した人の声もよく聞く。映画は何ヶ月も上映されていない。ハリウッド映画の大作は別だが、通常は最低2週間。ヒットすれば1週延長という形。そのことは「向日葵」公開前に何度もFacebookでも書いた。その期間に観なければ、別の街で探して観るしかない。それが映画というもの。

しかし、皮肉なのは「応援してる」といいながら映画を観れなかったという人の街では、大きな映画館で上映でき、前売り券を何百枚も買って応援してくれている方の地区で、なかなか上映できない。観たくても自分の街どころか、近所の街でも上映されず。本当に申し訳ない。

大きな街はほとんど上映ができたが、あと2カ所のみ公開できていないところがある。ご覧になってない方で「ぜひ、観たい」と言ってくれる方。ズバリ地元で上映できないかもしれないので、近隣の街で上映されたら、ぜひ、観てほしい。上映できていない地区はあと2カ所。そこは何とかしたいので、配給会社と共にがんばる!

12194990_918938181513820_3400192331341589523_o.jpg

「先輩と彼女」=ヤング多香子、頑張ってました。 [キャスト]

12033199_918415451566093_5083171894749871419_n.jpg

観てきました!

ヤング多香子、頑張ってました。


11064283_842655069142132_6705240544271234294_o.jpg

「向日葵の丘」=横浜ジャック&ベティ 本日10月30日(金)で終了。 [映画館情報]

12184260_917989938275311_8874201215324820068_o.jpg

「向日葵の丘」横浜黄金町ジャック&ベティ 

 17:35〜19:55 

12108917_917626621644976_8118605370881613576_n.jpg

ぜひ! 

本日10月30日(金)まで

関東最後の上映。

あなたも涙が溢れる。

IMG_7380.jpg



映画監督は冷静ではいけない? 感情的でないと駄目? [映画業界物語]

10599564_692653157475658_1846650205446792472_n.jpg

「監督〜ちゃんと冷静に仕事してくださいよ〜」とメールをくれたスタッフがいる。このFBで「毎日、泣きながら編集している」と書いたのを読んだようだ。彼が思うのは「監督たるもの感情に流されず、冷静に客観的に編集をするべきだ!」という意見なのだろう。

基本的には合っている。「この女優さん。好きだから長めにカット使っちゃおう〜」と、不必要に個人的な趣味で編集するのは駄目。このカット撮るのに撮影部さん苦労したのに、全く使わないと申し訳ないから残そう」とかいうのも駄目。だが、映画というのは、そもそも感情に訴えかけるもの。それを客観的に冷静になって作業しているだけではいけない。

そもそも、監督というのは観客の代表であり、一番最初に俳優の演技を見て、映像になったものも見る。そこでどう感じるか? 感動するのか? 笑うのか? 泣くのか? それが重要なのだ。どう感じたか?で演出や撮影方法が決まる。

逆に言えば、感動的な演技を見て、冷静に客観的に捉えるというのは、その芝居に感動できないということ。それは冷静なのではなく、感動できる感性がないのではないのだろう。だから、観客の代表であり、最初の観客である監督はある意味で冷静で客観的ではいけない。観客と同じ感性の目を持ってなければならない。

黒澤明監督の「静かなる決闘」の撮影中。主演の三船敏郎の演技にカメラマンは感動したという。あまりの感動に手が震えるので、カメラが揺れてはいけないと、手を離して撮影を続けた。そのとき「黒澤監督はどんな表情で見ているのか?」と思い、振り向くと、ボロボロと涙を流しながら三船の芝居を見ていたという。

また、「男はつらいよ」シリーズの撮影。本番中に渥美清さんのアドリブでスタッフまで笑ってしまい、NGが出ることがよくある。俳優でない人の笑い声が録音されるのはまずい。で、そんなとき大笑いして一番NGを出すのが山田洋次監督。それらのエピソードを聞くと、冷静で客観的というより、監督業は一番、感受性が強く、一番笑って、一番泣くタイプの人ではないか?と思える。

なのに、昔から映画界では「監督は冷静沈着。客観的に芝居を見なければ駄目だ」という人が多い。確かに、現場で取り乱したり、泣き崩れたりするのはマズい。でも、やはり、巨匠たちのエピソードを聞いていると「冷静」「客観的」より「感情的」な人が多い、少なくても編集作業ではその資質が必要だと思える。

自分で監督した作品は何度も映画館へ行き、どこで客が笑い、どこで泣くか? どこでどんなリアクションをするか必ず確認する。東京だけではなく、行ける限り全国の映画館へ行く。そこで客席には座らず、壁ぎわに立ち。スクリーンと客席を交互に見ながら、客の反応を確かめる。

客層も、若い人、学生、子供、男性、女性、お年寄りといろんな人を見る。面白いことに、どの県でも、どこ劇場でも、皆、同じシーンで笑い、同じシーンで泣く。これは国内だけでなく海外で上映しても同じ。そして、それら泣けるシーンと笑えるシーンは、皆、編集時に僕自身が泣き、笑った場面である。

つまり、自分が泣けないものは観客も泣けない。自分が笑える芝居はお客さんも笑うということ。自分は泣けないのに、或いは笑えないのに「観客を泣かそう」「笑わそう」と考えて、編集すると駄目。それが分かってから、編集しているときに、泣けるか?どうか? がかなり大事なポイントだと考える。で、今回、何シーンで泣けたかな? 果たして劇場ではどうか? 楽しみである。

10570366_674247645982876_178893903066780310_n.jpg

京都・みなみ会館。 本日10月30日で上映終了! [映画館情報]

1947950_918902834850688_7680457304949093212_n.jpg

この秋も一番泣ける映画「向日葵の丘 1983年・夏」

京都・みなみ会館。

本日10月30日(金)で上映終了!

12:15−(1回上映)

お見逃しなく。

詳しくは=>http://himawarinooka.net




藤田朋子さんがみどりの子供を演じる市民俳優たちと? [撮影風景紹介]

11236449_919320921475546_1724968253602052999_o.jpg

「向日葵の丘」撮影中の1コマ。

映画館に並ぶ人たち。

その中で藤田朋子さんがみどりの子供を演じる市民俳優たちを

リラックスさせようと話しをしている。

偉い!

11754520_866001236807515_5910271295992972245_o.jpg

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。