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向日葵の丘ー監督日記 8ミリパートの編集③なかなかの出来? [編集]

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昨日から作業している劇中劇=映画内映画のシーン。ようやく、形になった。まだ、完成とはいかないが、これに美術部さんが作ってくれるタイトルやテロップを入れ、撮影部さんがそれを撮影してくれたものをはさみ込み。さらに編集で最終て直しをして完成。

でも、それをさらに、本編に入れて、それを観ている主人公たちの表情の間に挟むので、結局、全部は使わない。が、映画内映画として、まずは完成させたかった。

ここは非常に重要なシーンで、スピーチと並んぶ感動シーンのひとつ。しかし、いろんな問題が現場で発生して、変更余儀なくされ、どうしようか?と他を編集している2ヶ月考えていた。今から追加撮影もできない。と思ったが、かなりいい形で仕上がった。

何だか学生時代のように8ミリ映画を編集している気分になってきて、不思議な感じだった。これが本編でどんな意味を持ち、どんな効果を発揮して、どんな感動を呼び起こすか? 想像しづらいと思うが、めずらしく僕なりに満足な出来になりそうだ。

こんな手法、日本の大監督はまず考えないだろう。というより、メジャーな現場で仕事をする人には出て来ない発想。8ミリ映画出身でないと、こんなヘンなアイディアは浮かばないと思う。貧しい者の知恵?

うまく行ったときは、そのシーンを書き出して、モニター最大の画面サイズで何度も見直してしまう。仮の音楽もつけてある。これを書き出して、美術部、撮影部に送って、残りの作業をしてもらう。出来上がりが楽しみ。

さて、その映画内映画のシーンの元となる本編のシーン(ややこしい)そちらの編集もまだ終わっていない。2日ほどかけて編集したが時間を置いて再編集せねばならないのだ。が、背中が痛い......同じ姿勢で一日中作業しているからだ.....


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向日葵の丘ー監督日記 8ミリパートの編集② [編集]

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昨日は、8ミリデータをHD(3Tもある!)から探しだし、それを変換。ようやく、作業に戻ったら1日が終わってしまった。本日はその続き。よし!やるぞ!と思ったら、すでに用意してあった8ミリデータも変換されていない。これでまた1時間以上かかる。

ともあれ、劇中劇というか、映画内映画を編集する。その撮影風景はすでに物語の中で描いているので、全く同じでは面白くない。それとカラーと白黒では効果が違うので、それを生かした編集にする必要がある。

それから昨日、一昨日と編集したミュージカルシーン。それを見直してさらに編集する。文章も同じだが、時間が経つと冷静になるのか? 粗が見えてくる。そこを直して1本のミュージック・ビデオのようにする。

でも、映画内で全部を見せる時間がないので、さらにダイジェストのように編集して、他3本のミュージカルシーンと流れるように繋げなければならない。ああ、

あと、「ブルースブラザース」のシーンも編集せねば。昨日、素材を見ると結構、細かく丹念に撮っていた。どんなふうにも編集できるが、このシークエンスはリズムと流れが大事。シナリオ通りにつないでいては滞ってしまう。そこを考えて編集せねば!

ああ、今日もやること山盛り。その辺を作業した上で、全体の短縮作業に戻らなければ、まだ2時間半のままだ....。


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向日葵の丘ー監督日記 8ミリパートの編集 [編集]

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さすがに疲労困憊なのか? 暑さで集中力が奪われているのか? 外でいっぱいランチを食べて、午後の部に入る。ミュージカルパートは少し時間を置いて直すので、次の8ミリパートを編集。

白黒というのは本当に味があり、雰囲気があり、懐かしさが倍増する。が、素材が????ない。先日、撮影部さんに確認して撮影はされていることは分かっている。HDの中を大捜索だ。

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向日葵の丘ー監督日記 町角ミュージカルシーン編集 [編集]

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「スリラー」「ビートイット」に続いて「町角ミュージカルシーン」を編集。ここは100名近い市民俳優のみなさんに参加してもらって撮影。商店街のど真中で全員で踊ってもらった。

しかし、編集室の気温が35度。熱さまシートを頭と首に貼って作業をしている。このところ集中力に欠けるなあ...老化かなあ.....と思っていたけど、やはり暑さのせいか? 麦茶ばかり飲んでいるので体がダルくなるし。

さて、残るは「BB」のシーン。それが終われば、各ミュージカルシーンをもう一度直し。そして、時間を置いて明日、もう一度直す。何だか料理みたいだ。編集と料理。映画作りと料理。実は近いのだ。



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向日葵の丘ー監督日記「スリラー」の粗編終了。でも、 [編集]

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時間をおいて何度も直さないと! 台詞繋ぎではない編集で大切なのは「センス」と「間(ま)」。気分の盛り上がったときに編集して、そのあと何度も何度、直していく。で、ないと良いものにならない。

昨夜の「ビートイット」も同じ。なぜか、時間をかけ、間を開けて何度も直さないと駄目なのだ。だから、次の町角ミュージカルのシーンにかかる。しかし、今日は曇りで、暑いという実感はないが、35度もあるの? 集中力に欠けるのは、それが原因か?



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向日葵の丘ー監督日記 編集作業は「スリラー」へ? [編集]

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昨日は半日がかりで「ビートイット」本日は朝イチから「スリラー」。マイケル・ジャクソンシリーズ? というより、1983年にヒットした2曲。これも市民俳優のみなさんに1時間ほどの特訓で、踊ってもらった。特に10代の子たちが活躍。なかなかのゾンビ振りを見せてくれる。

が、ダンスシーンの編集はむずかしい。ドラマシーンのように台詞に従って繋ぐのではない。では、マイケルの歌に合わせて繋げばいいかというと少し違う。映画で彼の歌は使えない。それっぽいものを新たに作曲してもらう。

なので、まだ出来ていない曲を想像して繋がないといけない。とりあえずは、「スリラー」を流しながら、5ショットで撮ったダンスシーンを編集。これも何が正解ということはないので、センスのみ!

今日はがんばって、このあとの「ブルースブラザース」シーン。「町角ミュージカルシーン」まで行くぞ!


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いよいよ、待望のミュージカル・シーンを編集! [編集]

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まだ、手つかずだったミュージカルシーン

の編集を開始。ここは特にお気に入りの場面なので、本当に、真剣に作業したくて、最後にした。多くの市民俳優の皆さんが参加。何と1時間練習しただけでマイケル・ジャクソンの「ビートイット」をマスターしてもらい、ぶっつけ本番。

でも、本物のダンサーさんも参加してくれたし、

なかなかの出来、一般の方たちも、なかなかの踊り。編集作業も♫「Beat it」を流しながら! あ、もちろん、映画ではマイケルの歌は使いません。使用料バカ高なので。でも、とても素敵なミュージカルシーンになりそうだ。♫


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本日は打ち合わせ!のはずだったのに....? [編集]

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っと思い、出かけたのに、先方の会社に誰もおらず。????と30分ほど待ったが帰らず。?????と思い、もしや!!!!とスケジュール表を見ると今日ではなかった......。ばかだね〜。我ながら.....。

めったにこんなことはないのだけど、編集やシナリオに没頭すると時々やってしまう。まあ、後日でよかった。約束が昨日とかよりはいい。

結局、1時間かけて来て、体に悪そうなハンバーガーを食べて、六本木に寄って、ストーンズ・グッズの店に行くと、つぶれたのか? 別の店になっていた....。さらに1時間かけて帰る。途中で雨。ま、作業時間が少しできたと思い、編集に戻る。

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減量?の戦い=2時間少々への道② [編集]

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先ほどの記事。間違えた。前半が1時間半。後半が1時間15分だった。あれから作業をして、前半1時間半=>1時間27分=>1時間25分に縮めた。編集は俳優の魂を削った演技を切らねばならない辛い作業だ。が、中には、魂を削らずに、ちょいちょいと演じる者。一生懸命だが空回りの人もいる。そこは容赦なく短くする。

手抜き芝居ではないが、こちらの期待以下の演技もどんどん切る。方向性を間違えた芝居や基準ラインに達していない演技の場合は容赦なくカットだ。本来、そうならないように、出来る人。全力で芝居する俳優を選ぶのだが、やはり初めての人は力量が読めず、残念!そこまでしかできないか?ということもある。

だから、どうしても安心して任せられるレギュラー陣を選んでしまうのだが、彼ら彼女らも、毎回、合格ラインの演技をしてくれる訳ではない。というのも、僕の映画は同じタイプの役では二度オファーしない。その俳優の良さを引き出す、その人のために考えた新しい役を依頼。

彼らが得意のパターンで毎回対応することができない。それだけに毎回挑戦。俳優たちもがんばってくれるのだが、演じられるカードが2枚しかない人。3枚しかない人もいる。何度も出てもらうと、カードがなくなることもあり。

前回はよかったのに、今回はなあ〜ということもある。でも、それはその俳優の限界なのだ。その場合は冷たいがガンガン切らせてもらう。客が退屈する芝居を延々と見せる訳にはいかない。(残念だが次の作品があっても、依頼することはもうない)といって、あまり切るとストーリーが破綻してしまう。だから、そのぎりぎりまで切る。

また、事前準備をしっかりとして来ない役者もたまにはいる。それはもう現場で分かる。台詞が自分のものになっていない。明らかに台詞を読んでいる。知らないことをいっているというのがモロ分かる。

今回の物語では昔の映画タイトルやスターの名前が出てくるが、その映画を見ていない、或いはスターのことを勉強していない人が、いくら「***という映画が良かった」といっても伝わらない。「****という女優が憧れなの」といっても、心に残らない。

それはもう俳優失格なのだが、ときには、そんなふうに役作りを完全にできないまま現場に来てしまう役者もいる。それが分かったときはもう遅い。予算があれば、CGでその役者を全部消してやろうとか!と思うが、そうもいかないので、出来る限りカットして、出番を減らす。そんな悲しいカットもある。

そんなこんなで、5分カットしたので、現在、2時間40分。あと25分縮めねば...。まだまだ、先は長い。次第に「これカットしたくないな〜」という決断も迫られるようになり、毎回、苦しい戦いになる...。

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減量?の戦い=2時間少々への道 [編集]

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さて、編集だが、現在、上映時間が3時間。これを2時間少々まで縮めなければならない。「青い青い空」が2時間10分なので、せめて2時間15分。で、少し縮めたので、改めて時間を計ると、前半が1時間15分。後半が1時間30分。全部で2時間45分だ。あと、30分縮めなければならない。10分のシーンを3つ切るのは簡単だが、そんなことをしたらストーリーが壊れてしまう。2秒、3秒とあちこちのシーンから削って行く。そしてトータルして30分削る。

でも、むずかしいのは「あーこの役者さんの芝居。素敵だから全部見せたいなあ〜」とか思うこと。でも、どこか切らねばならない。「この表情いいんだよな〜」と思ってもリズムを優先してカットする場合もある。どのシーンも俳優たちが魂を削ったシーン。なかなか切れない。だから慎重に、真剣に、考えてかかる。

これまた神経をすり減らす作業。でも「朝日」だって、最初は3時間。それを2時間にした。だからこそ、見やすくて、中身の濃い作品になった。今回もできるはずだ。目標2時間20分。何だかボクサーが減量するみたい。さて、本日はどこまでダイエットできるか? 


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