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減量?の戦い=2時間少々への道② [編集]

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先ほどの記事。間違えた。前半が1時間半。後半が1時間15分だった。あれから作業をして、前半1時間半=>1時間27分=>1時間25分に縮めた。編集は俳優の魂を削った演技を切らねばならない辛い作業だ。が、中には、魂を削らずに、ちょいちょいと演じる者。一生懸命だが空回りの人もいる。そこは容赦なく短くする。

手抜き芝居ではないが、こちらの期待以下の演技もどんどん切る。方向性を間違えた芝居や基準ラインに達していない演技の場合は容赦なくカットだ。本来、そうならないように、出来る人。全力で芝居する俳優を選ぶのだが、やはり初めての人は力量が読めず、残念!そこまでしかできないか?ということもある。

だから、どうしても安心して任せられるレギュラー陣を選んでしまうのだが、彼ら彼女らも、毎回、合格ラインの演技をしてくれる訳ではない。というのも、僕の映画は同じタイプの役では二度オファーしない。その俳優の良さを引き出す、その人のために考えた新しい役を依頼。

彼らが得意のパターンで毎回対応することができない。それだけに毎回挑戦。俳優たちもがんばってくれるのだが、演じられるカードが2枚しかない人。3枚しかない人もいる。何度も出てもらうと、カードがなくなることもあり。

前回はよかったのに、今回はなあ〜ということもある。でも、それはその俳優の限界なのだ。その場合は冷たいがガンガン切らせてもらう。客が退屈する芝居を延々と見せる訳にはいかない。(残念だが次の作品があっても、依頼することはもうない)といって、あまり切るとストーリーが破綻してしまう。だから、そのぎりぎりまで切る。

また、事前準備をしっかりとして来ない役者もたまにはいる。それはもう現場で分かる。台詞が自分のものになっていない。明らかに台詞を読んでいる。知らないことをいっているというのがモロ分かる。

今回の物語では昔の映画タイトルやスターの名前が出てくるが、その映画を見ていない、或いはスターのことを勉強していない人が、いくら「***という映画が良かった」といっても伝わらない。「****という女優が憧れなの」といっても、心に残らない。

それはもう俳優失格なのだが、ときには、そんなふうに役作りを完全にできないまま現場に来てしまう役者もいる。それが分かったときはもう遅い。予算があれば、CGでその役者を全部消してやろうとか!と思うが、そうもいかないので、出来る限りカットして、出番を減らす。そんな悲しいカットもある。

そんなこんなで、5分カットしたので、現在、2時間40分。あと25分縮めねば...。まだまだ、先は長い。次第に「これカットしたくないな〜」という決断も迫られるようになり、毎回、苦しい戦いになる...。

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