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僕のベスト1映画はこれ? [映画の話]

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僕のベスト1、映画。

意外にもハリウッド作品ではない。

それと、現在、発売中のDVDでは、エンディングにアランドロンの歌が

流れない。あれがないと、もう2時間のドラマが台なし!

本当に悲しい。VHS版でも、主題歌が流れるのはこのパッケージのバージョンだけ!

NHKのBS映画劇場で放送されたノートリミング版も主題歌なし。

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マイ・フェイバリット。M・ナイト・シャマラン監督の名作3本。 [映画の話]

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M・ナイト・シャマラン監督の名作3本・裏側のメッセージを読み解く楽しみ?

通常の映画というのは、特にハリウッド映画は観客をハラハラドキドキさせることを目的とする。遊園地のジェットコースターのようなもので、アメリカの観客もそんな映画を好む。だから、映画会社はテーマやメッセージより、エンタテイメント性を重視して、テーマ性はおまけか? ふりかけのような感じでしかないことが多い。

そのテーマやメッセージもハリウッドでは「正義は勝つ」とか「悪は滅びる」「努力すれば報われる」的な安易なものが多い。何よりもハラハラドキドキが大事なのだ。だから、ストーリー作りも、主人公がいかに強大な敵と対峙させ、いかに絶望的な危機を設定させるか?に頭を使う。

ところがシャマラン監督が凄いのは、彼が伝えたいメッセージがあり、それを具現化して、登場人物を設定、物語を作って行くのだ。その中で描かれる謎も、シャマランが伝えたいテーマを担っている。それでいて、説教臭い物語ではなく、エンタテイメントになっている上に、彼なりのメッセージを伝えるところが他のハリウッド監督とは違うところだ。

「シックスセンス」でいえば、表面的には幽霊が見える少年の話であり。それをブルースウイルスが助けるという物語。でも、実は...という最後のどんでん返しが面白いので、多くの人は「最後に意外な結末」というのがシャマラン映画の持ち味だと思いがちだが、それは表面のエンタテイメント部分にしか過ぎない。

実は裏側で描いている部分こそが彼のメッセージなのだ。「アンブレイカブル」も同じ。主人公が自分の力を知り、犯罪と対峙し始めたところで物語は終わるので、「面白いのはこれからなのに!」という批判を公開当時に聞いたが、実は、あそこでテーマは完結している。だから、物語も終わるのである。

表のハラハラドキドキの物語を観ているだけでも面白いのだが、裏にシャマランが観客に訴えたい大切なメッセージがあり、それを読み解くのもなかなか面白い。決して分かりやすいものではなく。まるでシャマランからの挑戦。「悔しければ、私のメッセージが何か? 解いてみたまえ明智君」といわんがばかり。

映画を観ている内は分からなくて、映画館を出て、新宿の町を歩き。駅からバスに乗り、ずっーーーーーーーと考えていて、「あーーーーーーー!そうか!」と気づいたことがある。思わず、バスの中で叫んでしまい。恥ずかしい思いもした。が、そこまで真剣に考えてしまう映画はなかなかない。

そして、解き明かしたメッセージはとても共感する。彼の映画の登場人物。事件。家族構成。展開。結末。謎を解くと、その全ての意味が解明される。

というのも、僕が作る映画と同じ方向のテーマが多いからだ。だから、気づいたということもある。たぶん、似たような発想で、似たような方法論でストーリーを作っているのだろう。シャマランもまた、自分でオリジナル・シナリオを書き、自身で監督もしている。僕と同じスタイルだ。

いつの日かシャマランに会えたら、「あの映画のテーマは*****でしょう?」と訊いてみたい。きっと、ニタリと笑って「よく分かったね?」といってもらえると思うのだが、。。。

しかしながら、4作目の「ビレッジ」以降は頂けない。同じ監督として安易に批判したくはないが、クオリティの高い物語をオリジナルで何本も作るのは至難の技なのだ。それも同じスタイルで、同じジャンルとなると本当にキツい。結果、彼は自身のオリジナルではない、依頼作品を監督することになり、大コケしてしまう。

他人事ではない。僕も「向日葵の丘」までの4作。全てオリジナル。この先、監督業を続けられたとしても、過去の作品を超えるものを書けるだろうか?という不安をいつも感じている。

前にも書いたが「才能」なんてものは存在しない。「才能があれば、いいものが書ける」というのは、物作りをしない人の解釈。クオリティの高い作品を作り続けることは本当に大変だ。あのシャマランでさえ、3本で終わっている。次は我が身かもしれない。

が、先の3作は本当に素晴らしい。ぜひ、彼からのメッセージを読みとってほしい。単なるホラーではない。またきっと「考え過ぎじゃないの?」いう人もいると思うが、考えて謎を解き明かして行くのもは、なかなか楽しいものだ。


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「トゥルーロマンス」の思い出 [映画の話]

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「トゥルーロマンス」DVD。昨夜の作業終了後に、ビール飲みながら観た。現代版の「俺たちに明日はない」といえる作品。監督はトニー・スコット。

あのリドリー・スコットの弟。(確か昨年、ロスアンゼルスで自殺した)彼の映画はいつもスピーディで、ハラハラして、とってもエンタテイメントしているのだけど。終わってから何も残らない。ストーリーさえも思い出せないものが多い。

でも、この作品は違う。マイフェイバリットの1本。主人公の2人を愛してやまない。応援せずにいられなくなる。そして出てくるキャラクターも皆、魅力的。何でだろう?と思ったら、脚本がクエンティン・タランティーノだった。

主人公はエルビス・プレスリーと、ソニー千葉(千葉真一)が好き。誕生日にはいつも映画を見に行く。その映画というのがカンフー映画の3本立て。何だか、タランティーノ自身を投影しているようだ。
そんな主人公が憧れるソニー千葉を、この映画の数年後に、タランティーノはキャスティングする。それが「キルビル」

そのタランティーノがオーナーの映画館がロサンゼルスにある。ニュービバリーシネマ。僕が大学時代に通った名画座だ。経営が傾いたので、彼が買い取った。その映画館。ジャパン・フィルム・フェスティバルの会場となる。その映画祭。僕の映画も招待作として上映されたのだが、残念ながら別の会場だった。
「トゥルーロマンス」を観ると、そんなことも思い出す。


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シーズン4後半。 イエス!おりゃーー! [映画の話]

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おーーー!ついに出たぁーーー!
シーズン4後半。
イエス!おりゃーー!


シーズン4。後半。8時間、一気に見てしまった!

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「ウォーキングデッド」等、アメリカのドラマがめちゃめちゃ面白い訳を探る? [映画の話]

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この秋に見た「ウォーキングデッド」もう見出したら止まらない。シーズン1からシーズン4のDVDが出ているところまで一気に数日間で見てしまった。これは「WD」だけではなく、「24」「プリズンブレイク」「ヒーローズ」と、この10年ばかりのアメリカのテレビドラマに共通する凄さ。めちゃくちゃ面白い。ハラハラ、ドキドキ、時には感動、涙が溢れ、主人公を応援せずにいられなくなる。ヘタなハリウッド映画より何倍も面白い。

なぜ、アメリカのテレビドラマがこんなに面白くなったのか?その理由を今回は書いてみる。そもそも、アメリカのテレビドラマ。1970年代、80年代はここまで凄いものはなかった。当時の代表作を紹介すると、「刑事コロンボ」「警部マクロード」「スタスキー&ハッチ」「刑事コジャック」「チャーリーズエンジェル」「バイオニックジェミー」「ロックフォードの事件メモ」。当時を知る世代が聞くと「おー懐かしい!」と思うタイトルの数々。僕も大好きで見ていた。

が、その頃のテレビシリーズにはある決まりがあった。個性的な主人公がいる。その仲間がいる。事件が起こる。主人公を中心にがんばって、事件を解決する。基本1話完結。前後編はあるが三部作はまれ。「バイオニックジェミー」では「フェンボット」シリーズがその両方、前後編と三部作もあったが、やはり基本は1話完結だ。

それに対して日本のドラマは「水戸黄門」「太陽にほえろ」等は、アメリカと同じように1話完結だが、エピソードが「つづく」で終わり、全24話見ないと完結しないものもあった。NHKの大河ドラマがそうだし、山口百恵の「赤いシリーズ」がそう。

「スケバン刑事」シリーズも後半になると、毎回「つづく」で終わった。実はそんなスタイルのドラマは当時、アメリカになかったのだ。80年代にスタートした人気ドラマ「ダラス」はそれに近いものがあり、謎や怨恨はあとのシリーズに引き継がれた。が、基本は従来と同じ。

それが「つづく」で終わり、シリーズ中、物語が続くのは「24」あたりからだと思う。あれは次から次に事件が起こり、1話で完結しない。全ての事件が片付くのに24話かける。それによって、よりスケールの大きい、より深い謎を、より映画的な形で物語を描けるようになったのだ。

それまでのアメリカのテレビドラマは1話完結。どうしてもスケールの小さい、コンパクトなドラマしか描けなかった。マンガでもそうだが、1話完結より、連載ものの方が面白く、スケールも大きい。それをアメリカのテレビ局がようやく実践し始めたのである。

もうひとつ。アメリカのテレビドラマでメインキャラが死ぬことが今まではなかったのだ。「チャーリーズエンジェル」でメンバーの1人が殉職するとか、「刑事コロンボ」のカミさんが殺されるということは絶対になかった。予定調和で、ある意味安心して見ていられた。が、日本のドラマはご存知のように「殉職」は得意のエピソード。「太陽にほえろ」では歴代若手刑事は皆、殉職! 「必殺!」シリーズでも、最終回にはいつも仕事人狩りが行われ、毎週応援して来たキャラが無惨に死んで行くのを、涙ながらに見たものだ。

この「殉職」エピソードをアメリカでも実践し出したのである。「24」ではメインキャラがどんどん殺されるし、「この人は死なせないでー」と思う人気のキャラでも容赦なくお陀仏。ハラハラドキドキだけでなく、涙涙の物語が作れるようになったのだ。かつて、アメリカのテレビドラマでは感動や涙というのはまずなかった(ミニシリーズの「ルーツ」や「ホロコースト」ではあったが、テレビドラマは基本、先に上げた通り)

さらに、これまでのドラマ。例えば「チャーリーズエンジェル」で、ボスレーがチャーリーを裏切ったり、チャーリーが実は悪人だったり、という意外な展開は絶対になかった。ジル(ファラフォーセット)が敵に寝返ったり、クリス(シェリル・ラッド)が敵のスパイだったりということもない。これは日本のテレビドラマでもない。「水戸黄門」の助さんが実は黄門様を狙う刺客だった!とか、「太陽にほえろ」の山さんが、敵国のスパイだった!という展開はない。

が、アメリカのテレビドラマはそんな掟破りな展開をも取り入れたのだ。だから、面白い。パートナーと思っていたキャラが潜入工作員だったとか、買収されて情報を流していたとか、「24」ではそんな展開の連続。「プリズンブレイク」なんて誰が悪役か分からなくなる。それに対して、日本のドラマは昔のような連続ものはなくなり、1話完結のトレンディドラマが今も主流。テレビでハラハラドキドキできるものはほとんどなくなった。

とはいえ、実は今、アメリカのドラマが実践しているのは、かつて日本のドラマで主流だった手法なのである。それが効果を上げて、アメリカのドラマは大人気。レンタルビデオ店では、多くのソフトが棚を独占している。そんな中で今一押しが「ウォーキングデッド」である。このことはまた、別の機会に書きたい。


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「思い出のマーニー」を見て [映画の話]

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ようやく、少しだけ時間ができて。映画館のそばを通ったときに「何か見よ!」と思い時間割りを見たら、この映画になった。ストーリーは全く知らない。ジブリの最後の作品と言われている。真っ白な状態で見た。

後半、何度か涙が零れた。素敵な、心の染みる物語。今までのジブリとは全く違う感動ストーリーだ。そして感じたのは今、仕上げ中の「向日葵の丘」とダブる場面がいっぱいあったということ。

その前に見た「アナと雪の女王」もそうだったが、ディズニー&ジブリという二大大御所アニメスタジオの作品が同じ方向で映画を作っていることに驚くと同時に、時代はこの方向に進んでいるのだと思えた。

もう、そろそろ、公開終了だが、チャンスがある方はぜひ!

向日葵の丘ー1983年夏」太田隆文監督作品、第4弾。 [映画の話]

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 そしてご存知「向日葵の丘ー1983年夏」

 太田隆文監督作品、第4弾。

 すでに撮影を終え、現在は編集中。

 来年の春に全国の映画館で公開。こちらも涙と感動の連続。

 1983年と現在が交差する物語の中で、

 友達と、親子と、夫婦と、幸せとは何か?を描く感動大作。お楽しみに!


 http://aozoraeiga.blog.so-net.ne.jp/



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「朝日のあたる家」太田隆文監督作品、第3弾。 [映画の話]

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「朝日のあたる家」太田隆文監督作品、第3弾。2013年。ロケ地静岡県湖西市で完成披露上映会。2日で3000人が訪れ、Yahoo!ニュース等でも話題となる。原発事故を題材とした作品で上映拒否の映画館が続出したが、「それならうちでぜひ!」と心ある映画館が次々に手を挙げて、全国27館ー企業映画の中規模公開と同様の拡大公開となり、各地でヒットした。

ロサンゼルスのジャパンフィルムフェスティバルでワールドプレミア。その後もドイツ、シンガポールで上映。ニューヨーク、ロンドン等からも上映依頼が来ている。国内外を問わず、映画館では観客のほとんどが号泣。多くの著名人、文化人、政治家も応援。「これは単なる原発事故の映画ではない、家族の絆を描いた感動作だ」と評判になり、最終的に2万人を越える観客動員となった。


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現在は上映を希望する団体、サークル、学校に貸し出し上映会が全国各地で続いている。http://asahinoataruie.jp/index.html

「青い青い空」太田隆文監督作品、第2弾。 [映画の話]

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「青い青い空」太田隆文監督作品、第2弾。

2010年にロケ地浜松で公開。

涙と感動の連続!と評判になり、3ヶ月のロングラン。2万人を動員。

その大ヒットで大手映画館チェーンが東京公開。

2011年3月。初日2日目満員御礼。

が、公開後に311で映画館が閉鎖。上映中止となり、予定していた全国公開もできず。

DVD発売もできなかった。

が、ロサンゼルスの映画祭、ジャパンフィルムフェスティバルに招待。上映、絶賛された。


 監督ブログ=>http://takafumiota08.blog.so-net.ne.jp/

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ストロベリーフィールズ」太田隆文監督作品、第1弾。 [映画の話]

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ストロベリーフィールズ」太田隆文監督作品、第1弾。

2006年、カンヌ映画祭ワールドマーケットで上映。ワールドプレイミア。

絶賛される。

そしてロケ地・和歌山県田辺市で先行公開。

涙なしでは見れない感動のファンタジーと評判になり、大ヒット。

その後、東京の映画館で公開。全国で上映される。

DVD、ケーブルテレビでも放映。長期に渡って人気を博す。

昨年2013年にはロサンゼルス

のジャパンフィルムフェスティバルのオープニング作品として上映された。

監督ブログ=>http://t-ota.blog.so-net.ne.jp/



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