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「トゥルーロマンス」の思い出 [映画の話]

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「トゥルーロマンス」DVD。昨夜の作業終了後に、ビール飲みながら観た。現代版の「俺たちに明日はない」といえる作品。監督はトニー・スコット。

あのリドリー・スコットの弟。(確か昨年、ロスアンゼルスで自殺した)彼の映画はいつもスピーディで、ハラハラして、とってもエンタテイメントしているのだけど。終わってから何も残らない。ストーリーさえも思い出せないものが多い。

でも、この作品は違う。マイフェイバリットの1本。主人公の2人を愛してやまない。応援せずにいられなくなる。そして出てくるキャラクターも皆、魅力的。何でだろう?と思ったら、脚本がクエンティン・タランティーノだった。

主人公はエルビス・プレスリーと、ソニー千葉(千葉真一)が好き。誕生日にはいつも映画を見に行く。その映画というのがカンフー映画の3本立て。何だか、タランティーノ自身を投影しているようだ。
そんな主人公が憧れるソニー千葉を、この映画の数年後に、タランティーノはキャスティングする。それが「キルビル」

そのタランティーノがオーナーの映画館がロサンゼルスにある。ニュービバリーシネマ。僕が大学時代に通った名画座だ。経営が傾いたので、彼が買い取った。その映画館。ジャパン・フィルム・フェスティバルの会場となる。その映画祭。僕の映画も招待作として上映されたのだが、残念ながら別の会場だった。
「トゥルーロマンス」を観ると、そんなことも思い出す。


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