【懐かしい歌はマッハのタイムマシーン。あの頃の風さえ思い出す..】 [思い出物語]
30年ぶりくらいにサントリーレッドを飲んだら、当時の歌を聴きたくなった。あの頃、そう1980年代初頭によく聴いていた歌をかけてみた。歌とは凄いもので、もう30年も経つのに、あの頃の空気や風まで思い出す。まるでタイムマシーンだ。
あの頃、僕は横浜に住んでいた。4畳半1間の下宿アパート。よく1人でサントリーレッドを飲みながら、レコードプレイヤーでRストーンズやザ・フーを聴きながら、あるいときはエルトン・ジョンやピンクフロイドを聴きながら、将来のことを考えた。
映画監督を夢見て上京したが、入学した映画学校は退屈。役に立つとは思えず、夏休み前に行かなくなってしまった。そして登校拒否組と毎日、飲み会。最初は楽しかったが、未来が見えず、次第にこんなことでいいのか?と思えてきた。
トイレ共同。風呂はなし。近所の風呂屋に通う。1980年のことだ。巷では松田聖子が大人気。まだ、中森明菜は登場していない。黒澤明の「用心棒」が初めてテレビ放映された年。
僕は中学時代から洋楽専門だったが、この頃から歌謡曲も聴くようになった。当時は歌謡曲とは別に、ニューミュージックと呼ばれる歌があり、今のJ-popの元祖となる。テレビには出ないが、音楽性が高い。そんなアーティストたちの歌も聴き始めた。
大滝詠一の「ロングバケーション」は繰り返し聴いた。山下達郎の「ライドオンタイム」も人気だった。佐野元春。ユーミン。矢沢永吉。音楽はほんと凄い。当時のヒット曲を聴くと、あの頃に急降下。マッハのタイムマシーンだ。あれから35年。つい、この間のことだったのに。。。時代はハイスピード。
2015-07-06 19:31
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