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「向日葵の丘ー1983年・夏」監督日記 英語訳もなかなか大変な話。 [海外公開]

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日曜だというのに、朝から英語字幕原稿の確認。英訳してもらったものを、送ってもらいチェックしている。台詞を英語にするときは、単に直訳するのではなく、アメリカ人が分かるように言葉を置き換えたりする。
僕がロサンゼルスに留学していた頃。日本映画が公開されると映画館に行き、日本語の台詞で英語の字幕スーパーで映画を見た。日本語の台詞がどんなふうに英訳されているのか?も興味のひとつだった。

難しいのは固有名詞。坂本龍馬とか、織田信長というと日本人なら誰でも知っているけど、アメリカ人は誰も知らない。そんなときは別の名前を使ったりする。「逆噴射家族」という映画では犬の名前が「二宮金次郎」だった。が、それではアメリカン人は判らない。といって「ジョン」とか「ジョージ」にすると意味が伝わらない。で、「リンカーン」という名前になっていた。苦労して偉くなった人の名前というのを大切にしたからだ。

また、「サムライ」や「ヤクザ」はそのままで通じる。わざわざ「ジャパニーズ・ウォリア」とか「マフィア」と置き代えなくてもOKだ。それから劇中で映画のタイトルが出てくるときは要注意。そのまま直訳してもアメリカ人はどの映画か?判らない。

「タイタニック」とか「インデペンデンスディ」なら、そのままでいいが、「ダーティハリー4」は「Sudden inpact」。「ランボー」は「First blood」だ。また、「ドラゴンへの道」は2つ英語タイトルがあり、「The way to the doragon」と「Return of the Drogon」がある。

ややこしいのは「ランボー2」は「Rambo 」「ランボー3」は「Rambo3」ただ、英語ができるだけでなく、その辺を知らないと英訳はできない。今回、お願いした方はその辺も熟知してくれているので、ありがたい。

時間ができたら早く読みたい小説もあるのだけど、なかなか作業が終わらない。このあとも、ポストプロダクション作業が山積み。とりあえず、がんばる!


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