粗編集が進行中! [編集]
NG抜きを終えたら次は粗編集。
同じアクションの繰り返しをなくし(同じ芝居を数台のカメラで撮影しているので、現段階では同じカットが複数繋がれている)それぞれからいい部分を選び、通常の映画に近い形に繋いで行く。といっても、この段階ではまだ2ー3秒は余裕を持たせてある。
ただ、この粗編集が最終形の基本となるので、
慎重に繋がねばならない。その場面のどこショットから始めるか? 引きから入るか? 寄りから入るか? どこで次のカットに切り替えるか? 見ていて違和感のないように繋がりを大事にせねばならない。でも、一番大切なのはセンス。
これはもう理屈では説明できない。センス。美的感覚。それによって感動シーンはより感動できるし、涙が溢れるシーンがしら〜とした場面になることもある。僕が高校時代に見た多くの日本映画は、本当にその辺が駄目で、「何でこんなカットで終わる?』とかいうことがよくあった。
つまり、編集で全てを駄目にしてしまうことがある。
しかし、センスというのは努力して磨くことはできても、ないものはどんなに努力しても出て来ない。また、歳を取ると鈍ってくることが多い。あの名監督が何で、こんな編集しちゃったの?ということもある。
そんなセンスが問われる編集作業が始まった。これでまた最後まで編集して、また頭に戻り、今度は1秒、1コマ(30分の1秒)のレベルで詰め編集をする。〆切も近いので、朝起きてから寝るまで編集作業だ。
2014-07-03 12:38
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