ロケ地にいちばん近い映画館で初日舞台挨拶② [舞台挨拶]
映画館に着くと、すでに浜松、湖西の応援団の方が来ており
1回目の上映時はお客として、2回目はスタッフとしてお手伝いしてくれるとのこと
ありがたい!
今回は配給会社のスタッフは同行しておらず、1人で全てをせねばならかった。
記録のための写真も撮れないので困っていたので、助かる。
1回目の上映は9時45分から。
早朝にも関わらず。多くの人が来てくれて、大入り!
感謝をこめて急遽。舞台挨拶!
上映中にプレゼント用のポスターを準備。映画館名を入れたものを貼付ける。
そんなこんなで昼飯。
ロケ地にいちばん近い映画館で初日舞台挨拶① [舞台挨拶]
「向日葵の丘」名古屋公開時の舞台挨拶ー動画で紹介! 藤田朋子さんVS太田監督 [舞台挨拶]
「向日葵の丘」名古屋公開時の舞台挨拶
藤田朋子さんと、太田監督。
感動作なのに、笑える舞台挨拶です。
大阪、名古屋、東京、他で絶賛上映中。映画館はここ=>http://himawarinooka.net/theater.html
動画はこちらからも=>https://youtu.be/dFlhPgWyQvI
映画『向日葵の丘』田中美里さんの舞台挨拶in金沢 9月19日(土) [舞台挨拶]
北陸・金沢での初日舞台挨拶に
田中美里さんと私、監督の太田隆文が登壇致します。
劇場:金沢コロナシネマワールド
9月19日(土)
【1回目】
10:30~12:50 上映(舞台挨拶あり)
【2回目】
13:30~15:50 上映(舞台挨拶あり)
前売り券発売中。
詳しくは金沢コロナシネマのホームページまで!
http://www.korona.co.jp/cinema/knz/top.asp
美里さんのHP=>http://ameblo.jp/tanaka-misato/entry-12070853530.html
「太田監督はナイスキャラだ」?という新聞記事紹介。 [舞台挨拶]
この記事。とても面白い! 舞台挨拶を俳優ではなく、監督にスポットを当てて紹介。僕も「向日葵」初日で取り上げてくれています。笑える監督としてかなりの評価! ぜひ、ご一読ください。
(文中より)22日に都内で初日舞台あいさつを行った「向日葵の丘 1983年・夏」の太田隆文監督もナイスキャラだった。主演の常盤貴子ら女優6人と登壇し、自らマイクを握って司会。
常盤が最近見て感銘を受けた他の作品について熱く語り始めると「宣伝!?」と絶妙のトーンで突っ込みを入れ、役作りで金髪にしたまま登場した藤田朋子には「パンクロックにしか見えない…」とバッサリ。
ムードメーカーとなって会場の空気を暖め、女優陣との信頼関係が伝わるやりとりもアットホームな雰囲気を生み出し、観客だけでなく報道陣まで思わず笑ってしまう進行ぶりだった。(続きは以下で)
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/08/26/kiji/K20150826011007320.html
【映画「向日葵の丘」公開初日舞台挨拶を文章で再録。誰が何を言ったの?】② [舞台挨拶]
by 永田よしのり(映画文筆家)
(動画では観られない初日二回目の舞台挨拶を完全収録)
8月22日、東京は品川プリンスシネマで初日を迎えた「向日葵の丘 1983年・夏」。
1回目の上映の後に、監督、出演者の女優たち6人が登壇して舞台挨拶を行った。
その様子は、当日のネット・ニュースや翌日のスポーツ新聞、動画サイトなどで紹介されたので、目にした方々も多いことだろう。
今回は、舞台挨拶の2回目の様子をご紹介しよう。
こちらは、1回目の映画上映後とは違い、上映前に行われたもの。マスコミ取材なども1回目の時だけだったので、こちらは多分それほど取り上げられてはいないと思う。
太田監督、主演女優たち6人が、映画上映前に登壇。
常盤「今日は島田(ロケ場所となった島田市)から来てくださった方々も多かったんですか」
太田監督「いや、今回は島田だけじゃなくて、全国から来てるんで」常盤「すごーい、ありがとうございます。じゃ、今日はみなさんがどこに写ってるか、大きいスクリーンだから探し甲斐がありますよね。みんなと作った映画が完成して、みなさんに観ていただけることが出来て本当に良かったです。ありがとうございます(場内拍手)」
田中「今日は本当にみなさん観に来てくださってありがとうございます(場内拍手)。本当にこのメンバー、みんなが仲良しで、全然今観ると似てないんですけど、映画の時は本当に若い人たちとそっくりで、そういうところも。今は似てないんですよ。映画の撮影の時はすごく似ていて、不思議な感じがするので、そういうところも観ていただきたいなと思います」
藤田「ご挨拶を。これから観る方、どんな物語か分からないかも。参加された方は自分を探す楽しみがありますけど、注意していただきたいのはあそこ撮ったのにどこにいったんだろう? とか考え始めるときりがないので、物語に集中していただいてね。あ、あそこにいたんだろうな、くらいの気持ちで観ていただけると。2回目に探すっていうことで。今日は物語に集中していただいて流れを追っていただいて。次に観る時に、当たりをつけておいて自分の姿を探すというのがいいかなと。今日は実はここにピアスをして来たんですね。これ実は内緒話なんですけど、このピアスはですね、ヤング・エリカちゃんに同じモチーフのアクセサリーをあげたんです。小さい頃にしていたアクセサリーを大人になってもリメイクしてるという設定のピアスを映画でもしてるので、そこも注目してくださいね」
太田監督「分からないよ、そんなの」(場内大爆笑)
藤田「アハハハ、そこを観てると芝居に集中できないので」
常盤「もうひとつ、言っていいですか。今日は私たち3人同じリングしてるんです(と、常盤、田中、藤田がそのリングを客席に見せる)」
太田監督「向日葵のリングだ」
藤田「私があげたの」
田中「そうそう。藤田さんがプロデュースしてくれたのね」
常盤「向日葵と蝿」
藤田「ごめんね、ウチに2個しかなくて。しかも蝿じゃないんだよ、蝉だから(場内大爆笑)。蝉は南プロヴァンスでラッキーのアイテムだから、だから向日葵と蝉なの」
常盤「これ、明日、明後日のメディアとかで観ていただけたら嬉しいな。多分、分からんって言うと思うけど(笑)。明後日の『スッキリ』(日本テレビ系)だから」
田中「これ、グッズで売ればいいのに」
常盤「ねえ!」
藤田「売ってくれる、これ?」
太田監督「いいね、いいね」
常盤「じゃ、後で相談しましょう」
太田監督「じゃ、次は芳根さん」
芳根「これ、自己紹介でいいんですか? 常盤さん演じる多香子の高校生時代を演じさせていただきました芳根京子です。今はこんな前髪ですけど、30年前をやらせていただきました。今日は楽しんでいってください。ありがとうございました」
藤井「田中美里さんの高校生時代役をやらせていただきました藤井武美です。ヤング・チームもと言いたいところなんですけど、何も揃う予定もなく、打ち合わせもなく来てしまい、すいません。今日は映画を観て何かを感じていただければ嬉しいです。ありがとうございます」
百川「はい。藤田朋子さん演じるエリカの高校生役をやらせていただいた百川晴香です。この映画はすごく素敵な映画になっていて、誰もが心暖まる映画になるんじゃないかなと思うんで、ぜひ観て帰ってください。よろしくお願いします」
太田監督「ここが観どころだという箇所をなんでも良いのでひとつづつ。常盤さんから、パスする?(1回目の舞台挨拶で常盤がパスを連発したので、2回目でも振っている)」
常盤「パスもあるのね? これからご覧になる方々にあまり言えないけれど、でもそうだな。私は俳優なので、自分が出て泣いているシーンを観ると、その時に戻ってしまって涙が出てしまうんですけど。こんなに自分のシーンじゃないところで泣いちゃった映画もないな、というくらい泣いてしまって。そんな体験はあまりないので、初めての体験を今日、みなさんされるのではないかと。観どころというか、その体験を楽しんでいただきたいですね」
藤田「ある意味アトラクションだね」
常盤「そうかも。体験して帰ってください」
田中「本当にヤング・チームと私たちのチームが重なり合う瞬間がたくさん出てくるので、それを皆さんには体験していただきたいのと、今ここにはいない別所哲也さんが私の旦那さん役なんですけど、彼の明るさと包容力に包まれてみどりは幸福だったなと思うし、もう後は津川雅彦さんが存在しているだけで泣けてくるので・・・」
太田監督「嗚呼、もうそれ以上は言わないで」
田中「(笑)、すいません。そこが観どころだと思います」
藤田「そうですね。別所君は若い時の役があるんですよね。そうなの。今さっき常盤さんがおっしゃったように、遠慮なく泣ける映画なので、カバンからハンカチなりタオルなりを出してから観始めないと、途中で慌ててティッシュとか出してると周りにも迷惑になるので、みなさん本当に出しておいた方が。念のため、念のためです。出しておいてください。泣きたい時にタオルがないと声が出ちゃう時がある(場内笑)。これねえ、今回はグッと押さえるためにぜひとも膝の上に何か布製のものを用意しておいてください。自由に楽しめないので。別に泣かせようと思ってるわけじゃないんです。自然に引き込まれていくと込み上げてくる場面があるので、その万が一に備えての注意事項を申し上げております。アトラクションですから、みなさん。これはシートベルト締めるのと一緒で、ハンカチを手に握り締めてください。よろしくお願いします」
芳根「何を言おうと思ったか忘れちゃった。あ、このヤング・チームは1カ月弱、本当に朝ごはんからお風呂までずっと一緒に生活をしてきたので、その仲の良さが伝わればいいんですけど。この30年前から大人のみなさんに変わった瞬間も、私はすごく自然に変わったなあ、と思ったので、そこにも注目していただければと思います」
(場内拍手)
藤井「私も演じていて、ひとつのものに集中して作り上げるという素晴らしさがすごく良くて」
太田監督「すごく抽象的的でよく分からないんだけど、どこの場面が印象的なの」
藤井「ヤング・チームが映画を作り上げるという」
太田監督「劇中で8ミリを撮影するところね」
藤井「あ、これネタバレですか?」
太田監督「いや、大丈夫。犯人さえ言わなければ」
藤井「え? 犯人? 犯人って?」
(場内大爆笑)
藤田「そこ深く掘り下げないのね」
藤井「あ、すいません、すいません。本当にキラキラしてるんです。こんなにキラキラしている人間を演じさせていただけた自分たちもすごく楽しくて」
太田監督「あなたたちの力ですよ」
(場内拍手)
藤井「あ、すいません、ありがとうございます」
太田監督「本当に素晴らしくて、このヤング・チームは。1時間後にみなさん思い知っていただくことになると思います」(場内どよめく)
常盤・藤田・田中「思い知るって、どう?」
太田監督「いやいや、言葉のあやだから。百川さんは?」
百川「ちょっと面白かった裏話なんですけど、途中でエリカのお家に3人で行くシーンがあって。その時に藤田さんが自分の撮影はないのに観に来てくださって」
藤田「観たかったからね」
百川「わざわざ東京から日帰りでですよね。大事なシーンなんですけど、私的にすごくドキドキしちゃって。私の演技を観に来てくださったので、すごく思いでになってます」
太田監督「そうそう。藤田さんだけじゃなく、常盤さんも自分の撮影シーンじゃないのに1日早く観に来てね、雨の中、傘さして観てたよね」
常盤「(芳根に)嫌だった?」
芳根「いえいえいえ!」
藤田「悪いなあ、とは思ってるんだけど、観てたいから観てるんだよね」
常盤「遠目で観てるんだけど、なにかストーカーみたいになってたかも(場内大爆笑)、近づいてガン見してるように思われるのもなあ、ああ~(頭を抱える)って感じで(笑)」
藤田「自分の昔のビデオを見てる感じなんだよね、あの時私はああだったなあ、とか。百ちゃんの頭の中に入ってたんだよね」
常盤「それで何か号泣されてたって聞いたよ」
藤田「ああ(頭を抱える)」
太田監督「田中さんも1日前に深夜の現場に来てくれて。こちら側はお願いしていないのに、3人共前日から来てくれて」
藤井「本当、緊張しましたよ。いつお話したらいいのか分からないし」
芳根「緊張したあ」
藤田「でも、観に行ったから助かったの、私たちすごく助かった。私たちが3人初めましてなのに、まるで今までも友達だったかのような初日を迎えられたのね。すごい不思議だったね」
常盤「本当、自分たちがずっと仕事をして来て、こんなことってあるんだねって言い合ったくらい」
田中「本当、不思議な体験だったね」
藤田「これは太田監督の采配だねって陰で言ってるんだよ」
太田監督「いやいや、僕は見てるだけだから。太田組は自由行動だし」
藤田「観ていただけたらそれを納得していただけるんじゃないかな。またそれをちゃんと監督は切り取っていただいたし、スタッフの方々も私たちの心情をきちんと描いてくださってたというのが嬉しかったですね」
ここで犯人は誰だの話になり、「さっきの犯人の話は冗談なので」と太田監督が説明するくだりがあり、場内も登壇者も大爆笑となる。
太田監督「では最後に常盤さん」
常盤「はい。この映画は、本当に80年代を知らない世代には体験できるものになって、80年代を知っている世代にはそこに還してくれる懐かしい思いをさせてくれる映画で。その時代はとても不便だったかもしれないけれど、何か大切なものがあったよね、と私たちに今、考えさせてくれる映画だと思います。みなさんが日々生活をしている中で、え、これでいいのかな? と思っている答えがあるような気が私はしますので、ぜひそのことを日本全国に、世界に広げていただけたらと思います。今日はありがとうございました」
ここで時間となり、場内は大拍手の中、登壇者たちは舞台を後にした。
この舞台挨拶を見た後に、観客は映画本編を観たわけで、果たしてみなさんハンカチやタオルを握って映画を観たのか、は定かではないが。
しかしながら、上映終了後の様子を見ていると目を腫らしている人がたくさんいたし、女優たちのインタビューが掲載されているパンフレット売り場にも長い列が出来ていた。
聞くとこの日だけでも約300冊が売れたという。
そんなに1日で売れることはめったにないので、僕もマスコミ用プレス、ホームページ、劇場用パンフレット、そして撮影現場ルポと、ほとんどの文字を書いてきた甲斐があったというもの。
映画はこれから日本全国を順次公開していくので、みなさんの地元の近くに映画がやって来たらぜひ、映画館でこの映画を観て、さまざまなことを確認していただきたいと思うのだ。
さあ、これで僕のオフィシャルとしての仕事はほぼ終わり。
長かったのか、短かったのかは分からないが、この映画で同じ船に乗ることが出来たことで、僕はまた次の場所に櫂を漕ごうと思う。またどこかの現場で。感謝します。
by 永田よしのり