「向日葵の丘 1983年夏」各地でヒット。上映延長! [公開終了の時期]

【「向日葵の丘 1983年夏」各地でヒット。上映延長!】
映画館は基本2週間上映。大手企業映画の場合は客が来なくても2ヶ月とか上映されるが、それ以外は基本2週間。ヒットすれば1週間延長という形を取る。今、映画館はシビアであり、駄目ならすぐ打ち切りに走る。そんな中「向日葵の丘」は健闘中。ほとんどの劇場で2週間の予定でスタートしているが、上映延長される映画館が多い。
まずは渋谷シネパレス。2週間の予定が3週間。名古屋伏見のミリオン座も1週延長。静岡県の藤枝シネプレーゴに至っては3週の予定が2度も延長して、6週間のロングランとなった。大阪のシアターセブンも2週の予定が4週間。さらに福岡、中州の大洋映画劇場も1週延長。

大阪に至っては当初、梅田シネリーブルで公開。そのあと、布施ラインシネマに移り、今はシアターセブン。ヒットしてもあとの予定がある場合は延長ではなく、上映する映画館が変わる。業界ではムーブオーバーと呼ばれる。これもなかなかないことだ。
いずれも予想以上に観客動員がいいので、延長したということ。しかし、「向日葵」の東京公開は8月下旬。もう、3ヶ月も前。当時の宣伝効果はもうほとんどない。にも関わらず、各地で客が来るというのはどういうことか?
これが口コミというもの。映画ファンの間で「向日葵って映画、超泣けたよー!」と噂になり、それが広がる。「へー、そんな泣ける映画があるんだ。じゃあ、行くか?」となり、映画館に来てくれる。

ただ、気をつけなければならないのは、「いいものを作れば口コミで広がりヒットする」と言われるが、それは少し違う。口コミは時間がかかる。僕の経験だと3−6ヶ月。「向日葵」も公開から3ヶ月。この時期になり評判が広がって来たということだ。
ただ、残念のは口コミが広がる頃には映画館公開が終了する。そろそろ、お正月映画の時期。どんなにヒットしていても、次の映画を上映せねばならない。そこが悔しいところだが、この週末も大阪、福岡、福知山、では「向日葵」を上映中。お近くの方はぜひ、ご覧頂きたい。
関西地方
大阪 シアターセブン 11/7(土)~12/2(金) 06-4862-7733
京都 福知山シネマ 11/14(土)~11/27(金) 0773-23-1249
中国地方
広島 シネマモード 近日公開 084-932-3381
九州・沖縄地方
福岡 中洲大洋映画劇場 11/7(土)~11/20(金) 092-291-4058

2015-11-27 18:29
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