SSブログ

感想「世代を超えて感動するけど、どんぴしゃの人が観ると「来る!」ってことです」 [観客の感想]

12068502_906238656117106_1576929624457669979_o.jpg

(素敵な感想を見つけたので、一部引用させてもらう)

「向日葵の丘 1983年・夏」という映画を観てきました。あること(ネタバレになるので書きません)が原因で高校卒業後30年間地元に帰らず東京で一人暮らしをしていた主人公多香子が、旧友に嘆願されて帰郷するという物語でした。主演は今週最終回を迎えたNHKの朝ドラ「まれ」の中でも輝いていた常盤貴子さんで、友人役が藤田朋子さんと田中美里さんでした。

ただし、常盤さんと藤田さんが最初に少し出た後は3人ともしばらく画面に現れません。というのは、タイトルにもあるようにその3人が高校生だった1983年の夏の出来事が話の中心で、当然のことながら高校時代の3人は若手の女優さんたち(芳根京子さん、藤井武美さん、百川晴香さん、皆さん才能があるので、これからどんどん活躍していくと思います)が演じているからです。

この映画を観た人は、大人時代の3人はもちろん高校時代の3人も実に素晴らしいと、きっと思うと思います。さらにその主役級の6人以外の登場人物も皆素晴らしいと思うでしょう。エキストラの人たちも含めてみんな役にマッチし、輝いているので。

なんでここまで自然な感じが出せたのか、それは上映後に買ったパンフレットを読んでわかりました。そこには太田隆文監督のこんな言葉が紹介されていました。

「僕の映画では登場人物は全員が主人公なんです。」

観てもらうとわかるんですが、高校時代の3人があること(これも書きませんす)で後ろを振り向く場面があります。他の監督なら芳根さんを映して、次のショットでは他の2人もすでに後ろを振り向いているという編集にするのではないかというところを太田監督は1人ひとり丁寧に映すんです。それぞれの表情がとても印象的で今でもふと頭に浮かぶ場面の1つです。

実際、この物語は常盤さんのナレーションとともに多香子目線で展開されています。けれど2人の友人だけでなく、登場場面多さや登場時間の長さに関係なく、台詞がある人物たち1人ひとりの人生が描かれています。

こうして振りかえっている間にも台詞が全くないエキストラの方々何人かの表情が浮かぶんです。こういうことは他の映画ではなかなか体験しません。まちがいなく太田監督の力によって撮影現場にいた全ての人たちが本物の表情を、それぞれの人生を自然に出すことのできる主人公になっていたんでしょうね。

このような太田監督の自然体にこだわった演出が監督自身が書いた物語をより感動的なものにしていました。


(つづきは以下のアドレスをクリック)

http://ameblo.jp/joeyabuki21/entry-12077352603.html?timestamp=1443231626


11936493_892043920869913_3547134340422666365_o.jpg

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。