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向日葵の丘ー監督日記 劇場版の予告編編集に四苦八苦! [予告編]

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編集室に籠って、劇場版の予告編を作っている。すでに1分版。ネット用のものは完成。関係者に見せたところ好評。2月から配信する予定。さて、問題は劇場用の2分版だ。

昔昔、映画の予告編は演出部のチーフが作るのが慣習だった。が、最近は撮影が終わると、演出部は解散。予告を作る頃には別の撮影に出ている。今ではその手の製作会社に出して作ってもらうことが多い。

これのいいところは、監督が趣味の悪い人(?)でも、センスある編集者が作ることで、ウケのいい予告ができるということ。「これは良さそう!」と思って映画館に行くとハズレ!というのは、そういうパターンである。

黒沢明監督、大林宣彦監督は自身で予告編を編集する。僕もそれに見習って自分で編集している。が、予告編というのはなかなか、むずかしい。単なるストーリー紹介ではいけないし。名シーンのダイジェストでもいけない。いいシーンは見せずにおいて、それでいて観たい!と思わせることが大事。

それって強いカードを隠しておいて、弱いカードで勝負するようなものなので、ホント大変。1980年代の日本映画の予告編で、ラストシーンまで見せてしまうものが、やたらとあって、本編を観たときに「これって長めの予告編?」「おまけにラストのオチ知っているし!」と大失望したことが何度もあった。(K川映画とか!)

映画会社にすれば、ダマしてでも、面白い映画だと思わせ、映画館に来させれば勝ちなのだが、作り手として、それは絶対に駄目だ。といって、名シーンを見せずにどうやって「面白そう!」と思わせるか? そこで映画館に行って、今時の予告編を勉強した。

シネコン等では上映前に7本くらいの予告編が上映される。が、どれもこれも印象に残らない。予告を観ただけで、「絶対に観ない!」と思えるものが多い。1本だけ、少し気になるものがあったが、今回の参考にはならなかった。

で、そのときに上映された本編の映画。実は予告編を観て、良さそうだな!と選んだのだが、実に問題が多く、予告の方が感動できたくらいの出来。題材はいいのに、演出とシナリオが盛り上がるシーンをことごとく押さえにかかり、非常に残念な映画となっていた。

話は戻して予告編だ。でも、長くなったので、それは次に記事で。


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