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向日葵の丘 監督日記   MA作業とは何か?② [MA]

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MAでは聞き辛い台詞を調整したり、ボリュームを揃えたりして、劇中の会話を聞きやすくする作業もする。どうしても調整できないものは、その俳優に来てもらいアフレコをしてもらう。

アフレコというのは、すでに撮影した映像を見ながら、唇の動きに合わせて、スタジオ内で台詞を読み、録音すること。それを貼付ければ、聞き辛い台詞もクリアーになる。

アフレコだけでなく、モノローグやナレーション録りというのもやる。この2つ。どう違うかというと、ナレーションは基本的に三人称で物語を解説する役目。最近のドラマでは少ないが「ウルトラQ」の石坂浩二さんとか、「渡る世間は鬼ばかり」の石坂浩二さんとか、あれ!偶然。とにかく、劇中には登場しない人が物語を説明するんおがナレーション。

それに対して、登場する人物が語るのがモノローグ。有名なのは「北の国から」吉岡秀隆演じる純君が「そんなことは知らなかった訳で...」というあれが、モノローグ。アメリカ映画でいうと「おもいでの夏」「スタンドバイミー」で使われていた。

映画ではあまりナレーションは使われないが、モノローグは懐かし物語を語る作品でよく使われる。日本では大林宣彦監督の映画でよく使われる。「さびしんぼう」「なごり雪」「天国にいちばん近い島」

僕の先生でもある大林監督のスタイルに学び、僕の映画は毎回モノローグでスタートする。という訳で、今回はあの方にスタジオに来てもらわねならない。

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