1シーンの編集に8時間! [編集]
最後のチャプターは全て映画館でロケしているが、いくつかの場面に別れている。その1つ。再会のシーンは同じ芝居を7方向から撮影している。前方から6回。後方から1回。多香子、みどり、エリカの寄り。3人のスリーショット、多香子とみどりのツーショット。多香子とエリカのツーショット。
これらを短く繋いで、スムーズに、そしてドラマティックに見せねばならない。作業をしている内にだんだん、こんがらがってくる。35度を越える猛暑の中、エアコンも付けずにいると、脳が湯だってくる。
パソコンも熱を帯び、反応が鈍くなる。途中、一度止めて、冷却。その隙に僕の頭も冷やす。麦茶を飲んで、シャツを着替えて、パソコンが冷えたら再開。それにしても、戦闘シーンや銃撃シーンでもないのに、7ショットも撮影しているので、なかなか大変。
この場面は単に繋ぐだけでなく、時間の長さも調整する。間を延ばしたり、寄り引きでリズムを付けたり、言葉では説明し辛いが、下の写真を見て頂けると分かるように、数秒づつ、もの凄いカットが並んでいる。
あー腰が痛い。背中も痛い。同じ姿勢で何時間もパソコンに向かっているからだが、ここで止める訳にはいかない。
さらに、Aカメには音が入っているが、Bカメには入っていない。だから、Bカメの映像を使うときには、同じ場面のAカメの映像の音を探して、持ってきて付けてやらねばならない。昼飯以降にこの場面と格闘しているが、終わったのは先ほど。
大物俳優3人が出ているシーンだけに、クオリティも高く、時間の流れ通りに見せるのがもったいないので、かなりいろんな手法で彼女たちの見事な演技を紹介できたはずだ。
2014-08-02 22:10
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