「アーティストは抉れた..」記事が大反響でビックリ [My Opinion]
編集の合間に「向日葵日記」を書いている。
映画「向日葵の丘」以外のことも書くが、このところ皆、評判がいい。FBでの反響はこんな感じだ。
「福一作業員、急募」の写真 83「いいね」43「シェア」。
「やっぱり猫の手も借りたい」 46「いいね」
「風立ちぬDVD発売」 50「いいね」
「83年と14年/2枚の写真を比較」 74「いいね」
「監督業はハッピーになれない」 63「いいね」
「朝起きたら編集開始!」 42「いいね」
「30年前の僕,,,,,」 70「いいね」
「多香子役の芳根京子17歳、最高!」 59「いいね」
「エリカ初登場の場面③」 51「いいね」
「才能」という言葉を僕は使わない。 77「いいね」
「アーティストは傷を癒すために作る」117「いいね」45「シェア」
多くの人が僕のFBを読んでくれていることが分かり。ありがたい。が、よく見ると「向日葵の丘」の記事より、それ以外の方が「いいね」が多いのが分かる。それはちと問題。そもそも、フィエスブックをやっているのは、映画の宣伝が目的なのだから。僕の映画は毎回、テレビでバンバン宣伝するタイプの作品ではない。だから、タダで宣伝できるネットを使い、皆にお知らせさせてもらっている。そんな中、これまた「向日葵」とは関係のない昨日書いた「アーティスト」の記事が凄いアクセス数だった。
「福一作業員、募集」の写真もかなり衝撃的で
83「いいね」なのに、それを超えて「117」おまけに「シェア」が45。これも通常ではありえない。「いいね」というのは「読みましたよ」とか「おもしろかったよ」ということ。「シェア」は「ぜひ他の人にも読んでほしい内容だ」という意味だ。それはとても嬉しい反応。しかし、今回の内容は「アーティストの苦悩」なので、なかなかの一般の人には理解してもらえないのではないか?と思っていた。
文中にも書いたがアーティストと呼ばれる人は「才能」があって、素晴らしい作品を作って、人気があって、金持ち。という非常に安易な解釈をされがち。僕は使わないようにしているが「才能」という言葉を用い「ワシらは才能ないし、関係ない」という認識をしてしまう。なので記事を書いても「結局、才能あるか?ないか?だろ。 心の傷とか関係ないんじゃないの?」と思われると考えたりした。
それが意外にも大好評。
その上、ほぼ2人に1人が「シェア」までしてくれた。ここから分かるのは、多くの人がそれぞれに夢を持ち、苦悩しながらがんばっているということだ。音楽に、演劇に、小説に、映画に、いろんな芸術分野で生きて行こうと苦闘している。「俺って本当に才能があるのかな?」「この業界で生きて行けるのかな?」そんなことを悩みながら模索しているということではないか?
或いは、それぞれに世界で仕事をしながら「俺はいつまでやって行けるのか?」「これから何を表現していけばいいのか?」悩んでいる。だから、記事を読み共感してくれたのだろう。僕も学生時代。「自分に才能はあるのか?」と長らく悩んでいた。チャップリンは「才能とは1%のひらめきと99%の努力」と言っているが本当だろうか? そう思っていたが、その後、様々な業界で活躍する巨匠や名匠たちと出会い、次第に「才能」なんて存在しないことを痛感した。
トップランナーたちは誰もが驚異的な努力をしていた。
そして、なぜそこまで努力するかというと、抉られた心の傷を癒すためなのである。また、いつか紹介するが司馬遼太郎のエッセイを読み、それを痛感した。なぜ彼があんな凄い歴史小説を何本も書いたか? それは努力だけでできることではないだろう。その背景にあるもの。まさに、抉れた心の傷を埋めるためだと思える。
人は「才能があるから、素晴らしい作品が作れる」と思いがちだが、そうではない。素晴らしい作品とは「心の深い傷を埋めるために、作家が血を流し格闘するときに生まれるもの」なのだ。だが、作家たち、アーティストはその傷を見せようとしない。ステージや表舞台は華々しく。一般の人たちは彼等の苦悩を知ることがないだけなのだ。
そんな記事がこんなに大評判になるとは思わず。
ビックリ。ただ、分かってもらえなくても、書いてみたかったので記事にしたのだが、今後も「ウケるかな?」と思えなくても(元が関西人なのでウケることに意味を見いだす)記事にしてみたいと思う。
ちなみに最近の記事で「いいね」が最高だったのが、「幼なじみにも、受賞と自主上映解禁の報告をしておきました!」228「いいね」だ。人気の理由は写真がメトロン星人と僕が映っていたこと。ん〜メトロン人気が1番というのは何だかなあ〜と思うが、また、いろんなこと書いていくので、ぜひぜひ、お読み頂きたい。
先の記事を読んでない方はこちらで=>http://aozoraeiga.blog.so-net.ne.jp/2014-06-21
2014-06-22 11:06
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