「ブリッジ・オブ・スパイ」ー久々のスピルバーグ映画 [映画の話]

「ブリッジ・オブ・スパイ」ー久々のスピルバーグ映画
80年代はスピルバーグといえば、何ヶ月前からワクワク楽しみで、必ず映画館で観たものだけど、いつの頃からか? 映画館で見ていないものが出てきた。今ではビデオでも観ていないものがある。というのも、昔ほどハラハラドキドキの作品ではなくなったからだろう。
それでも「カラーパープル」以降の文芸作品はレベルが高く。名作と言われるものもあるが、なんでこんなの撮ったの?というものも出てきて、最近はスピルバーグと聞いても観ないことが多い。若い映画ファンは彼の名を知らない人が増えてきたし、今回もどーかな???という感じだった。
タイトルからして見たい!と思えない。スパイサスペンスの映画? ポスターを見ても、全く興味が持てない。でも、本日、久々に時間ができた。今年に入って1度も映画館に行っていない。ということで久々のスピルバーグ。
つづく
もう一度観たい名作映画「アメリカングラフィティ」 今も忘れられない青春映画の傑作! [映画の話]

もう一度観たい名作映画「アメリカングラフィティ」 今も忘れられない青春映画の傑作!
仕事では青春映画ばかり監督しているが、実は青春映画はあまり好きではない。というのも高校時代は本当に最悪の、暗黒時代で、とても青春と言えるしろものではなく、そんな頃に楽しげなアメリカの青春ものを観ると「悔しい!」という思いが先に立ち、毛嫌いしてしまったような気がする。
それでも、この「アメリカングラフィティ」は別格。我が青春のベスト3に入る作品だ。もともと、有名な作品なので存在は知っていたが、やはり77年に「スターウォーズ」を見て、あんなSF映画を撮る監督が作った青春映画ってどんな?と思ったのだがきっかけだった。
西海岸の小さな町。モデスト。1960年代。ハイスクールを卒業。明日、町を発つという2人の若者。彼らを取り巻く人々の一晩の物語。リーゼント、Tバード、体育館のダンスパーティと当時を思わせるものが次々に登場。
特に全編に流れる60Sのロックンロール・ナンバー。チャック・ベリー、ビルヘイリー、プラターズ、ビーチボーイズ、映画ではお決まりのBGMは使われず、全て当時のヒット曲だ。
あのハリソンフォードも出演しており、当時を知る人ならウルフマン・ジャックも懐かしい。だが、この映画で一番凄いのはラストシーン。ほんと「人生って何だー!」と叫びたくなる。そのあとエンディングがビーチボーイズの「オールサマーロング」が流れる。打ちのめされてしばらく席を立てなかった。タイトルそのラストシーンがこの映画を単なる青春ものでない名作に押し上げている。
ロケ地は監督ジョージ・ルーカスの故郷である。そのルーカスに憧れて僕は彼が学んだ大学USCに留学した。帰国後、初めての監督作は故郷を舞台とした青春もの。そう、ルーカスの映画の影響は凄く受けている。ちなみに、「アメグラ」を初めて見たのは高校3年のとき。主人公のカートたちと同じ年だったのもあり、もの凄い衝撃を受け、映画館からの帰りにサントラ版を衝動的に買ってしまった。
当時、レコードは高価で、2枚組は5000円した。1ヶ月の小遣いが5000円。その月は何もできなかったが、そのサントラ版を卒業まで毎日聞き続けた。

映画「お盆の弟」新宿シネマートで再上映! [映画の話]

長年の友人である大崎章監督の映画「お盆の弟」
シネマート新宿で1/31(日)?2/5(金)まで再上映決定しました
![[exclamation]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/158.gif)
昨年の日本映画ベストの1本。
人を殺したり、拳銃を撃ちまくったり、血が飛び散ったりしない
宇宙人が襲来したり、怪獣が暴れたり、テロリストが出て来たりしない映画。
人の優しさや寂しさを描いた傑作です。

大崎監督(右)は僕の脚本家デビューしてからの2本の作品で演出部チーフを担当してくれて
同じ2005年に、僕は「ストロベリーフィールズ」で
彼は「キャッチボール屋」で共に映画監督デビュー。
一昨年撮影した「向日葵の丘」と同じ年に、大崎監督も「お盆の弟」を撮影。
歳も同じ。20年のお付き合い。
僕の映画とは全然違うタイプですが、僕には撮れない素晴らしい作品。
古き良き日本映画の伝統を引き継いだ映画。
この機会に是非ご覧ください
![[exclamation]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/158.gif)
詳しくはこちら=>http://www.cinemart.co.jp/theater/shinjuku/topics/20160129_13219.html

データーコピーの間に「セブン」を見る。 [映画の話]
大ヒット映画のシリーズ。続ける難しさ。新旧ファンの確執? [映画の話]
昨年暮れに映画の大ヒットシリーズの新作が3本公開された。どれも僕にとっては、長年見続けて来た思いがあるシリーズ。だが、面白い共通点と特徴を見つけた。それはのちほど紹介するとして、シリーズものについてまずは書かせてほしい。
「スターウォーズ」シリーズの「フォースの覚醒」
「007」シリーズの「スペクター」
「ロッキー」シリーズの「クリード」
シリーズもの。或いは続編というのはとても難しい。あ、物語を作るという意味で。映画会社としてはシリーズものは宣伝しやすいし、そこそこヒットするので、ありがたい存在。でも、シナリオ作家にとっては苦しい戦い。前作の評価が高ければ高いほど、少しいいくらいでは「前作の方がよかった」といわれる。そして、どーしても前作の繰り返しになりがち。新しいことをすると、「前作のイメージを壊す」と批判される。
僕の場合。これまでに4本の監督作品があり、(テレビドラマやVシネマを別にして)全てオリジナル・脚本で自身で書いているのだが、幸い続編はない。個人的に続編というのは、面白くならないし、僕が書いた作品は1本で完結している。いくら評価が高くても、完結したものの続編を作っては面白いものはできない。スピルバーグは「インディジョーンズ」はシリーズ化しても、「ET」の続編を作らないのはそれが理由だ。ロン・ワードの「コクーン」も1作目は素晴らしかったが、2作目は最低。できれば作らないでほしかった。だから、ロンハワードは監督を降りたのだろう。
観客の期待が大きいこともあるが、
すでに完結した内容の続きを作っても、意味がなく失敗しがち。だが、「インディ・ジョーンズ」のようなヒーローものは、シリーズ化しやすい。新たな場所で、新たな敵と戦う話にすれば、量産できる。「007」もそのひとつ。だから、20本以上も作られている。「007」が1回完結なのに対して「スターウォーズ」は長い長い物語を分割して見せているという形。「ロードオブ・ザ・リング」シリーズもそうだが、そこが「007」や「インディ」と違うところ。
さて、シリーズものが難しい点。
もうひとつある。今回の「スターウォーズ」がまさにそうだが、過去作のファンの幅が広くて賛否両論になる。分かりやすくいうと、エピソード4.5.6のファンと1、2、3のファンに分かれることだ。旧三部作のファンは今回の「フォースの覚醒」を歓迎したが、新三部作のファンは不満。もともと、ルーカスは挑戦する人で、実験映画志向。だから、「THX1138」のような映画を監督していた。だから、新三部作は旧三部作とは違うアプローチが多い。
だが、旧三部作を愛する人たちには自分たちのイメージが壊されて批判が続出。たぶん、そこを気にした監督のJJが旧三部作の世界観で今回のエピソードを作っている。ディズニーとしても、その辺を守りたくてルーカスをチームから排除して製作した。逆に今回のエピソードを批判するのは新三部作のファン。ルーカスの新しいことに挑戦するスタイルを支持する人たち。「今回はエピソード4の焼き直し!」と不満が溢れる。確かにその通りだが、JJとディズニーはそれは目指したのである。
そんなふうに人気シリーズになればなるほど、ファンの幅は増え、必ず不満を持つ人たちが出て来る。ただ、新しい挑戦をしなければ、新しいファンは獲得できない。同じ繰り返しをしていると、ファンは飽きてしまい離れて行く。でも、全く新しいものにすると、固定ファンが離れて行く。なかなか、むずかしい。
その意味で大失敗したのが
今回の「007」ではないか? 「スペクター」というタイトルからして、ファンとしてはワクワクするのだが、劇中で何の組織なのか? よく分からない。ま、悪の秘密結社なのだが、おしゃれな会議室で、観覧OKで打ち合わせするって、どんな秘密組織? とか思えるし、60年代には成立した悪の秘密結社も、現代では少々、奇異な感じがする。今は秘密組織よりイスラム国とかテロリストの方がリアルだし、怖い。でも、それらを敵にすると、「ダイハード」や「24」と同じになる。古いファンはやはりボンドと秘密結社との戦いを期待するだろう。
でも、現代では成立し辛い。だからこそ、実態がよく分からない、あやふやな描き方をしてお茶を濁したのではないか? それでもタイトルは「スペクター」にすることで、ファンは喜ぶ。だから、今回はサービスいっぱい。アストンマーチン、ブロフェイルド、顔の傷、ペルシャ猫。ファンが見ればおーーという描写がたくさんある。あ、ドライマティーニ。ノーシェイクも! つまり「スペクター」も古いファンの志向を優先して、新しい挑戦をしなかったタイプの映画。
それを優先したために、過去のスタイルでは現代に一致しないところが続出。物語として、うまく出来上がらなかったのだと思える。そもそも、スペクターの存在は必要ないストーリー。要は英国情報部の存続を賭けた、首脳部の戦いが今回の物語なのだ。それでは古くからのファンを惹き付けられないので、スペクターという存在を無理やり入れた感がある。あと、権利問題で「スペクター」という言葉を使えるようになったということもあるようだけど。
その意味で「スターウォーズ」と「007」は
古いファンの志向を優先した。さて、残るひとつ。「ロッキー」シリーズの「クリード」はどうか? 実はこちらも古いファンのことを気遣っているのが、先の2つとは違う。とてもうまい。記事がかなり長くなったので、それは別の機会に書かせてもらう。
あと、実は昨年はシリーズもの大会と思えるほど、その手が多かった。「ターミネーター」「ジュラシックワールド」「マッドマックス」「ミッション・インポシブル」その辺も機会を見て紹介する。
(つづく)
2015年。映画ベストテン。邦画はやっぱ「野火」と「お盆の弟」でしょう! [映画の話]

2015年。映画ベストテン。
(洋画)
アメリカン・スナイパー◎
マッドマックス 怒りのデス・ロード◎
ラブ&マーシー 終わらないメロディ○
グッドライ〜いちばん〜優しい嘘〜◎
ジュラシック・ワールド◎
ゴーンガール◎
今回もイーストウッド! ダントツ素晴らしかった。「マッドマックス」もまさかの感動作。テーマが素晴らしい。今の日本の物語だ。
(邦画)
野火◎
お盆の弟◎
クレヴァニ 愛のトンネル◎
クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃◎
サクラ花ー桜花最期の特攻◎
5本中、4本が友人知人の作品。身内びいきではなく、監督が本当に撮りたいものを撮ってこそ素晴らしい作品ができる。映画会社や製作委員会方式ではダメなこと。今年も再確認。唯一のアニメ「しんちゃん」これは社会派ドラマだった。キラーサボテンは原発の象徴だ。

今年見た映画 2015 [映画の話]

2015年。見た映画。
ゴーンガール◎
アメリカン・スナイパー◎
クレヴァニ 愛のトンネル◎
クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃◎
寄生獣 完結編×
マッドマックス 怒りのデス・ロード◎
ラブ&マーシー 終わらないメロディ○
グッドライ〜いちばん〜優しい嘘〜◎
ソロモンの偽証(前編 事件)○
ソロモンの偽証(後編 裁判)▲
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン▲
ターミネーター:新起動/ジェニシス▲
HERO×
お盆の弟◎
野火◎
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN×
ジュラシック・ワールド◎
この国の空×
天空の蜂○
カリフォルニア・ダウン○
サクラ花ー桜花最期の特攻◎
007 スペクター×
スター・ウォーズ/フォースの覚醒○
クリード チャンプを継ぐ男◎

昨日は1人「スターウォーズ」祭りで盛り上がる。(注・少しネタバレあり) [映画の話]

昨日は1人「スターウォーズ」祭りで盛り上がる。(注・少しネタバレあり)
午前中から新宿の映画館に行き、午後からのチケットを買う。映画が終わったのは夕方前。感想は昨日、なるべくネタバレしないものを書いた。自宅に戻り、「クローンの攻撃」のサントラ盤を聴きながら、78年から37年かけてシリーズ第7作目まで見れたことを祝って1人で乾杯。ウイスキーの水割りを飲む。
そのあと、すでに映画を見た人たちの感想が聞きたくて映画雑誌の元・編集者さんに電話。「シリーズものの映画作りのむずかしさ」について3時間ほど話す。映画をシリーズ化するのはとてもむずかしい。回を重ねるごとにクオリティが下がり、魅力がなくなっていく。現在、上映中の「007」はまさにそれ。劇中に登場するスペクターはどのような組織なのか? おしゃれな会議室で会議をするだけの組織なのか? つまり、時代の変化と共に、悪の秘密組織が成立しなくなってきたのだ。
それでも往年のファンを喜ばせようと、猫を出したり、顔に傷をつけたり、アストンマーチンを出したりとしているのだが、肝心の物語が.....となっていた。「SW」も往年のファンを気遣う設定や場面が多々出て来る。そこが「エピソード4」の焼き直しと批判する人もいるが、そこを押さえないと「これはSWではない」とまた別の人たちに批判される。だからシリーズものはむずかしい。同時に大ヒットの続編。シリーズは敵が次第に弱くなって行くということがある。先の「007」シリーズがまさにそれ。その意味で「SW」も同じ難しさに直面している。
敵に関してうまい設定をした続編というと「Zガンダム」を思い出す。前作の敵はジオン公国。続編ではその残党となると、パワーダウンだ。それを主人公アムロたちが属していた連邦が新たな敵となる設定がうまい。そこにネオジオンが絡む。アメリカのテレビシリーズ「HEROES」のシーズン3も同じパターン。悪の超能力者との戦いだったが、敵のパワーアップでは面白さは半減して行く。そこで悪役がアメリカ政府となる。超能力者たちでも容易には勝てない。けど、シーズン4の敵(Tバック?)は大幅スケールダウンで、シリーズは終了。その意味で「SW」はちょっと禁じ手のような敵の在り方。でも、それが一番有効だと思える。てなことを、元・編集者さんと延々話してしまった。敵のスケールダウン。存在感がなくなる。シリーズものの宿命である。

そのあと「SW」の1作目。78年公開の「新しい希望」を一緒に試写会で見た大阪の友人に電話。当時、僕らは高校1年生。ルークと同じくらいの歳だった。大阪の御堂会館というところで行われた当別試写会。大阪と東京の1回ずつの限定。コカコーラが提供。そこで一般としては日本で最初に「SW」を見たのが38年前だ。その試写を当てたがのが友人。その後、僕は横浜に越したので、彼と「SW」を見ていないが、全て映画館で見ている。そんな友人と感想大会。
友人も「エピソード4」のオマージュが強過ぎる。悪役が弱い。との感想。後半は賛同だが、やはりあのDVさん以上のキャラを同じシリーズ中に登場させるのはむずかしい。単にルックスの問題だけではなく、物語内の意味や立ち位置も大いに影響するのだから。そのあと、****は本当に死んだのか? いや、死んでいない。でも、演じる側の俳優の年齢を考えると、5年後、10年後の次回作に出られないかもしれないから、アレック・ギネスのように死んだことにしたかも?なんて、マニアな話で盛り上がる。
2人の友人と、それぞれに3時間ずつくらい話をして、気づくと真夜中。その間に、ウイスキーの水割りを8杯ほど飲んだ。「エピソード4」を見たのは37年前。「2001年宇宙の旅」の2001年が遠い未来に思えていた時代だ。それを14年も超えて今は2015年。でも、未だ宇宙旅行やステーションはない。あの頃は友人と毎日のように映画談義をしていた。その37年後、自分が監督になり映画を作るようになるなんて、まだ夢の一部でしかなかった時代。
そして「SW」を監督したジョージ・ルーカスに憧れて彼の母校南カルフォルニア大学(USC)の映画科に合格して、そこで大学時代を過ごすことになるなんて、不思議。さらに1作目の日本版予告編を作ったのは、我が師・大林宣彦監督なのである。いろいろ運命が絡んでいるなあ。ああ「SW」に歴史あり?! いろんなことを思い出し、いろんな出来事が走馬灯のように過ぎ去って行く。「フォースの覚醒」については、もう少ししたら詳しい感想を書きたい。

【「スターウォーズ」新作。これから見る人も多いと思うので、軽めに感想】 [映画の話]

【「スターウォーズ」新作。これから見る人も多いと思うので、軽めに感想】
ルーカスが書いた脚本を却下して、彼を外して物語が作られたと聞き、絶対にダメ!と感じていた。僕はルーカスに憧れて、同じUSC映画科で勉強したくらいだ(後輩です!)。だからディズニーが権利買って、全然別ものの「SW」を作るだろうと予想した。おまけに監督はJJだ。
「スーパー8」「スタートレック」
とアクションシーンのつるべ打ちの人。「スタートレック」もキャラと設定を引継ながら別もの。彼がエピソード7の監督?と思い、絶対に期待できないと思った。
が、意外や意外。「SW」愛ある作品になっていた。シリーズを見守って来たファンは泣ける場面がいくつもある。思わず微笑むシーンもある。何より、単なるアクションシーンのつるべ打ちではなく、人間ドラマがしっかりしている。過去シリーズのキャラが登場するシーンはどれも感動的だし。多少の不満はあるが、退屈することなく2時間少々の上映を楽しむ。エンドロールで見つけたあの人の名前。
脚本・ローレンス・キャスダン。
おーーーなるほど、この人の存在が大きい。あの「帝国の逆襲」の脚本家である。だから、人間ドラマがしっかりしているんだ。納得。「レイダーズ 失われた聖棺」もこの人。アクションものがしっかりとしたドラマにするには、脚本が肝心。彼の功績は大きい。
そんな新作を見て一番感じたこと。1977年の1作目から全てオンタイムで38年間も見て来たことで、痛感する時代の流れ。ハンソロの髪が真っ白。実は僕も同じ。観客とキャラ。どちらも歳を取っている。
ラストに出て来るあの人も....。
学生時代の親友と再会したかのような感動。そして引き継がれる思い。ルーカスからJJへ。ルークからレイへ。そんな部分に涙してしまう。詳しくはいずれまた。

【2015年、日本映画。私のベスト5】 [映画の話]

【2015年、日本映画。私のベスト5】
まだ、今年は終わっていないけど、
2015年の映画で良かったものを挙げてみる。
ベスト5を決めるなんて、10年振りくらい。
でも、今年はいい日本映画がたくさんあったので。
ん? 4本しかない? でも、ベスト5ということで。
*「お盆の弟」(大崎章監督)
*「サクラ花ー桜花最期の特攻ー」(松村克哉監督)
*「クレヴァニー愛のトンネル」(今関あきよし監督)
*「野火」(塚本晋也監督)
うわーーー、知っている監督の映画が多い! でも、彼らは企業からの押しつけ企画やベストセラー漫画の映画化ではなく、本当に自分が映画にしたい作品を監督している。
だから、その思いに、どんな製作費のかかった映画より心を打たれる。映画は監督の「思い」であること。あらためて感じる1年だった。
