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「これは絶対に泣く」と思った「向日葵の丘」試写会感想 40代・女性 [再・感想]

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やっぱり泣けました。「向日葵の丘」試写会感想 40代・女性

「これは絶対泣く!」っと思っていましたが、やっぱり泣けました。

最初に、街の風景とナレーションという始まりに、ああ、太田監督の映画だ、という安心感がありました。

あのオープニングを見ると、これまで太田監督の映画で涙してきたファンとして、素直に心を預けてスクリーンを見ていていいんだな、っていう気持ちになります。

何ともうまく感想が言えませんが、何回も観たら、その度違うところで感動したり、発見したりするんだろうな、と思います」

映画館HP http://www.princehotels.co.jp/shinagawa/cinema/ 
公式HP http://himawarinooka.net




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山田まりやさんも大感動! 「向日葵の丘」の感想がブログに。 [【再掲載】]

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 山田まりやさんも大感動!

「向日葵の丘」の感想をブログに書いてくれました。

(文中より)

 もう、、、
なんでしょう、、、
この心臓をぎゅ~~~っと
鷲掴みにされたかのような感覚、、、


1983年の夏の思い出を中心に
お話しが展開されるのですが、

1980年産まれの私が3歳だった時から
目まぐるしい時代の流れがあり

こんなにも
物や情報や娯楽がありふれてしまった
今を生きていく子供達は

どんな事を感じで生きて行くんだろう?

(続きは以下で)

http://ameblo.jp/mariya-yamada/entry-12065330622.html

映画館HP http://www.princehotels.co.jp/shinagawa/cinema/ 
公式HP http://himawarinooka.net



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「向日葵の丘」はこの思い出から作られた!プロローグ [【再掲載】]

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物語というのは、作家が机の上で「どーしようかなー」「あーしてみようかなー」とか想像して作られるものだと思われがち。ま、それも間違いではないが、それだと観客に伝わるものがなかなかできない。観るものを引きつけ、共感させ、感動し、涙する物語というのは頭で考えたものではうまく行かない。

だが、事実をベースに書くと驚くほど観客を魅了する。僕が30代。まだシナリオライターデビューする前。想像して書いたシナリオは誰も見向きもしなかったが、自分の体験をベースにして書いた青春ものは結構、評判がよかった。そして監督デビューしてからのシナリオは、フィクションでも取材し、事実に基づいた物語を書く。そのせいか?毎回評判がいい。

前作「朝日のあたる家」は静岡県を舞台にしているが、劇中で起こる事実は全て福島の原発事故で起こったことを描いた。場内は涙涙の連続。事実はやはり観客の胸を打つ。そんな訳で僕のシナリオは毎回、何らかの事実を元に描いている。ただ、登場人物は複数の人をモデルにしていたり、事実を脚色して書く。事実だけを繋げたのでは物語にならないからだ。

今回の「向日葵の丘」も後半は涙の連続だった。それらのエピソードも僕が経験したことや、聞いた話。実際にあった話を織り交ぜて書いた。映画館上映もそろそろ終盤なので、その辺の種明かしを少しばかりしてみる。ぜひ、読んでほしい。



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感想「向日葵の丘ーどんだけ泣かせるねん!」 [再・感想]

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【上杉のツレ】

向日葵の丘どんだけ泣かせるねん。昭和の場面は自分がやんちゃしてた時のことを思い出したで。見終わってから横浜銀蝿の曲が頭の中流れたわ。(笑)

現代になって多香子とみどりが再会する場面。あれはアカンど。みどり何にも悪くないのに病気になって可哀想すぎるやろ。予告編で見てた田中美里さんの場面の続き、あれで涙ボロボロや。みどり役は田中美里さんしか考えられへんよなぁ。『その後のみどり』ってスピンオフやってくれへんかな?(笑)

多香子は常盤さん、エリカは藤田さん。2人もバッチリやった。常盤さんの長いシーンでとどめ刺されたし。やっぱり誰でもいろんな人に巡り合って大人になってんねん。お前もワイも。今度はワイらが若い子に教えたらなアカンねん!って思ったわ。

それにしてもシロウよぉ!お前いろんな場面で出てたなぁ。常盤さんと田中さんと一緒におったシーンもあったけど映画にハマッてしもて腹立つことも無かったわ。(笑)

こんな映画作れる太田監督すごいなぁ。今度連絡取れることあったら『感動をありがとうごだ(ざ)いました。』って言うといて。


「青い青い空」5年の時を超えてついにDVD化! [青い青い空]

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 「青い青い空」は僕が企画。脚本監督を担当。

 浜松を舞台にした青春書道映画。地元では4ヶ月に及ぶロングラン! 

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 それが東京公開5日目で東日本大震災。上映中止。

 全国公開もできなくなった作品。

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 多くの方から、地方上映を! リバイバルを!とDVD化を!との声を頂いたが実現できず。

 それが昨年「向日葵の丘」ヒット

 5年後の今年ようやく「青い青い空」が待望のDVD化。

 11月に発売。ぜひ、観てほしい!



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「向日葵の丘」藤田朋子x太田隆文監督ー舞台挨拶in名古屋 [舞台挨拶]



 「向日葵の丘」藤田朋子x太田隆文監督ー舞台挨拶in名古屋

 2015年9月

 藤田朋子さんとは20年来のお友達でもある。

 そのせいか舞台挨拶が、まるで漫才のようになってしまった。

 感動の映画なのに、爆笑のトークに

 ま、見てやってくださいね。









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「向日葵の丘」劇中の大人・多香子(常盤貴子)の部屋 [【再掲載】]

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「向日葵の丘」劇中の大人・多香子(常盤貴子)の部屋

映画ではよくわからないけど、こんな感じなのね? シナリオライターらしく、「月刊シナリオ」が並んでいる。そして「映画術」がヤング・エリカ(百川晴香)が1983年に映画研究部の部室で机の上に置いてあった。その後、多香子も興味を持ち、買ったことが分かる。映画人必読の書だからね!そして、「大林宣彦監督」の本も密かに置かれている。(クリックすると画面が大きくなります)

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向日葵の丘」主人公・多香子(常盤貴子)が使うiPad

これ昔のタイプのiPad。かなり重い。常盤さんが劇中で使用。これにみどり(田中美里)からのメールが来たことで物語がスタートする。ちなみに、このiPadは僕の私物です。借りるとレンタル料が派生するので、節約!

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【「向日葵の丘」劇中。大人・多香子の部屋に貼られたポスター】

映画を二度見ると気づくが、実は高校時代の多香子(芳根京子)の部屋にも貼られている。そしてタイトルが「大人は判ってくれない」フランソワ・トリフォーの映画。このタイトルが多香子の気持ちを表現している。大人になっても貼っているのは父との確執が今も続いていること感じさせる。

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1983年でない流行語が使われている訳。時代は過去を背負って存在するから [【再掲載】]

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「ヒデキ。感激!」

という多香子のクラスメートも実在する。名前が本当にヒデキで、何かあると「ヒデキ、感激」といい、学校でウケしていた。

その元となったのは、ハウスバーモンドカレーのCM。西城秀樹が決め台詞として言う「ヒデキ。感激」。これは1973年頃に人気だったもの。映画の舞台となる1983年にはもう放送されていない。

だが、その友人はそのあとも年数に渡って「ヒデキ感激!」を使っていた。同時にあのCMのインパクトは凄く。僕らは何年経っても、あのCMでは「ヒデキ感激」といっていると思っていた。当時は今ほど、流行の移り変わりが早くなく、かなり古いギャグを使っても皆、分かってくれるという時代でもあった。

その辺を指摘「あれは83年の流行語ではありませんよ」と批判する人もいるが、「向日葵」は83年の流行を紹介する映画ではない。時代というのは、過去と未来が融合している。そこに今が存在する。今回、ロケ地となった島田市の町のいくつかも83年を代表する町ではない。むしろ、70年代、60年代の面影が残る町。


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しかし、町も時代も同じ。特に地方は時代に遅れて進化していく。以前にロケした別の地方でも、2000年代になり、ようやく80年代のバブルのような建設物が出来たり。都会とはスピードが違う。その意味で、70年代が多く残る町こそが83年を象徴していると考えた。同じように83年の流行語ばかりを台詞に多様するのを避けた。「ヒデキ感激」は先に説明した通り。



「あっと驚くためゴロー」

用務員さんはいう。これは70年代どころか、60年代。当時の人気番組「ゲバゲバ90分」でハナ肇が言っていた。それも時代考証がおかしいという人がいた。繰り返すが「向日葵」は83年の風俗紹介ビデオではない。

過去のギャグを何年経っても使うズレた人は少ないがどこにでもいる。それをその人の個性として表現しているのだ。用務員さんは未だに60年代を生きており。クラスメートは「聖子ちゃん」「明菜ちゃん」で83年を生きている。アイドルに興味のない多香子たちは「オードリー」「ジーンケリー」こちらは50年代だ。

それぞれが全く違った趣味志向をしている。それによってキャラクターが明確に見えてくる。ちなみに多香子(芳根京子)は古いハリウッド映画が大好きで新しいものは、そこそこだが、みどり(藤井武美)はもともと新しいハリウッド映画が好き。多香子とつきあうようになってから古い映画の魅力を知る。

多香子が古い映画に興味を持ったきっかけは、ウメさん。鯛焼き屋で古い映画の話ばかりするので、1度観て観よう!とテレビ洋画劇場で観て嵌ったのだ。その辺を紹介するエピソードはないが、物語から感じとってもらえるようにしている。映画は全てを説明しない。が、よく観ると、あーそういうことか?というヒントが必ずある。その辺を探すのもなかなか楽しい。





「向日葵の丘」が舞台となった年のヒット曲 [【再掲載】]

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1983年 洋楽ヒット ビルボード
順位 曲名 アーティスト
1 Every Breath You Take  The Police
2 Billy Jean  Michael Jackson
3 Flashdance...What A Feeling  Irene Cara
4 Down Under  Men At Work
5 Beat It  Michael Jackson
6 Total Eclipse Of The Heart  Bonnie Tyler
7 Maneater  Hall & Oates
8 Baby, Come To Me  Patti Austin & James Ingram
9 Maniac  Michael Sembello
10 Sweet Dreams Eurythmics
11 Do You Really Want To Hurt Me  Culture Club
12 You And I Eddie Rabbit & Crystal Gayle
13 Come On Eileen  Dexys Midnight Runners
14 Shame On The Moon  Bob Seger
15 She Works Hard For The Money  Donna Summer
16 Never Gonna Let You Go Sergio  Mendes
17 Hungry Like The Wolf  Duran Duran
18 Let's Dance  David Bowie
19 Twilight Zone  Golden Earring
20 I Know There's Something Going On  Frida
映像はこちら=>http://youtu.be/a9wPxXn6JRg

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「過去を振り返らず、前向きに生きること!」は間違っている!? [【再掲載】]

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業界の先輩から連絡が来た。

 「太田! お前のブログを読んでいると、愚痴ばかり書いているが、もっと前向きに考えないと駄目だ!」

 そんな指摘をされた。はあ?何? 「愚痴? どこが?」先輩の文章をよく読むと、過去の映画であった大変なエピソードや事件をブログで紹介したことを言っているようだ。

愚痴? 前向きに考えないと? 

 意味が分からない。しばらく考えて、やっと分かった。先輩は過去にあった悔しい事件や情けないできごとを語ることを「愚痴」と解釈しているのだ。だから、「いつまでもクヨクヨ悩んでいないで、過去のことはさっさと忘れて、前向きに生きろ」といっているのだ。

 先輩以外にも似たようなことをいう友人はいる。「終わったことをいつまでも言っていても仕方ない。前に進もう!」一見、正しい意見のように思える。どうも日本にはそんな発想が正しいという思いがあるようだ。

 実際、歌謡曲でも「立ち止まるな 振り向くな」とか

 「Don't look back」とか似たような発想のものが多い。一般的に考えても、後ろ向きより、前向きの方が好感を持たれ、支持される。「過去は忘れて前に進もう」は正しいと思われる。しかし、僕はそうではない!と昔から思っている。

 というのは「終わったことをいつまでも言っても仕方ない。前へ進もう」とよく言う友人。一見、前向きながんばり屋のように思える。でも、実際は彼が目指したこと、志したことは何も実現していない。なぜか? 何年も注目していると分かった。

 彼は「終わったことを言っても仕方ない!」と考えて

 「なぜ、失敗したのか?」「どこに問題があったのか?」「どうするべきだったのか?」は考えず。次のことを始めてしまうのだ。そして似たような理由で失敗。また、次のことを始める。

 「終わったことを言っても仕方ない!」というと、サッパリとしていて男らしいと思えるかもしれないが、彼の場合は「反省しない」「原因を調査しない」「問題を分析しない」ということ。「終わったことをいっても仕方ない」という意味なのだ。学生時代から友人たちを見ていると「愚痴っても仕方ない」「後悔しても何も変らない」という奴に限って、同じ失敗を繰り返し、結局、目標を達成していない。

 僕は失敗したら、こう考える。

 「原因は何か?」「誰に責任があるのか?」「その人をなぜ起用したのか?」「問題は彼の実力のなさか? 責任感のなさか? それとも家庭の事情か?」「僕自身に責任はないか?」「人を見る目が自分になかったのではないか?」「では、あの場ではどうすればよかったのか?」

 全ての関係者の状況を再確認し、僕自身がどう判断し、対応するべきだったか? それもあらゆるケースを考え直す。さらに、人だけでなく、予算、時間、天候、等の影響はないか? 何がどうすれば、問題を収拾し、乗り越えることができたか?改めて想像する。

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 もし、似たような事件が起きたら、

 そのときに考えた方法論を実践する。でも、うまく行かなければ、そのときと、次のときと何が違ったか?また分析、把握して次に繋げる。事件直後だけでなく、何年経っても事件のことを思い出し、時間が経ったことで冷静に見つめ直すことができるので、また分析する。

 もし、単に「**君のせいで大失敗した。許せない〜」と言っているだけなら、先輩が指摘するように、愚痴だ。でも、それだけではなく。その状況を分析し、次の反省に繋げるならば、それは愚痴ではない。なのに先輩は「過去の失敗談」や「苦い話」を書くだけで「愚痴をいうな」といっているのだ。

 付け足すと先輩は「人のせいにするな!」

 とすぐにいう。責任転嫁はいけないが、本当に問題があったのは誰か?を客観的に分析し、なぜ、その人が問題を起こしたか?を理解し、僕らに何かできなかったか?を考えることが必要。だが、先輩は過去の失敗を話すと「愚痴をいうな」問題ある人物の話をすると「人のせいにするな」と怒り、話を終わらそうとする。

 先輩にしろ、友人にしろ、意味をはき違えている。失敗を反省すること。分析することは「愚痴」ではない。それをしないこと前向きというより、愚かなだけ。責任が誰にあるか?を明確にすることは「人のせいにすること」とは違う、同じ失敗を繰り返さないために大切なことだ。

 8月が来る度にマスコミは「終戦記念特集」をするが、

 あれは「愚痴」だろうか? 二度と悲惨な戦争を繰り返さないために、当時の日本は何を間違い、なぜ戦争に参加し、どんな悲劇を起こしたか?を分析、反省するためのものだ。

 同じように僕は、よりよい映画を作るために、機会あるごとに過去に起きた事件を再分析し、反省し、同じ失敗を繰り返さないように自分を戒めながら、その種のエピソードを書く。そのことを学んだのは実はスピルバーグ監督である。

 映画監督というのは傲慢な人が多く。自分は絶対に正しいと思い込んでいる。が、彼の映画を見ると以前の反省に立った演出がかなりある。完成後に問題点を分析して、次はこうしよう!とか考えていることが分かる。

 日本では「終わったことをいつまでも言っていても仕方ない。

前に進もう!」というと、正しいと思われがち。だが、それは違うと考える。何度でも反省して、問題点を把握した上で、同じ失敗を繰り返さないようにすること。日本という国自体が過去の愚かな失敗を繰り返そうとしている現在。そのことを余計に感じてしまう。大事なのは反省と分析。過去の愚行は忘れてはいけない。前へ進むのは、それからではないか?


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