「向日葵の丘」ロケ地・静岡県の方々の感想です! [再・感想]

「向日葵の丘」ロケ地・島田市の方々の感想です!
文章の一部を引用させて頂きます。
「映画が始まってから自分がいつ出てくるのか
ドキドキしながら観ました!
落ち着かない‥
映画を観るのに人生で初めての感覚でした~笑
貴重な体験!
ありがとうございます♡
気になっていた私が出演するシーンは
カットされずにありました~!」
(続きは以下で)
http://ameblo.jp/ayano-w518/entry-12084064337.html
今日は、藤枝シネ・プレーゴで映画 「向日葵の丘」 を見ました。
「この映画は、島田市が舞台となっており、しかもヒロインの重要な
思い出の場所 「かもめ座」 は、私の住む金谷中町の建物をつかって
撮影されておりました。
さらに、この「かもめ座」となった建物は、アクトホームで30数年前に
建築したものでしたので、これは見るしかないだろうと思って行きました。
映画を見ていたら、ヒロインの高校時代の年代もちょうど私が高校生だった
ころで、いろいろな思い出がよみがえりました」
(続きは以下で)
http://acthome.eshizuoka.jp/e1562746.html
「殆どのロケを島田市で行ったという映画「向日葵の丘」を
BBさんと観に行ってきました。
映画にはぼくの大好きな場所が一杯出て来て嬉しくなりました。
エキストラには知り合いの柴田さんの姿も見ることができ
映画の内容もよく久しぶりの映画鑑賞を楽しんできました」
(続きは以下で)
http://youkiniiko.exblog.jp/22339245/

絵理 さんの2015年映画ベストー「向日葵の丘」が一位! [再・感想]
1983年でない流行語が使われている訳。時代は過去を背負って存在するから [再・向日葵解説]

「ヒデキ。感激!」という多香子のクラスメートも実在する。名前が本当にヒデキで、何かあると「ヒデキ、感激」といい、学校でウケしていた。
その元となったのは、ハウスバーモンドカレーのCM。西城秀樹が決め台詞として言う「ヒデキ。感激」。これは1973年頃に人気だったもの。映画の舞台となる1983年にはもう放送されていない。
だが、その友人はそのあとも年数に渡って「ヒデキ感激!」を使っていた。同時にあのCMのインパクトは凄く。僕らは何年経っても、あのCMでは「ヒデキ感激」といっていると思っていた。当時は今ほど、流行の移り変わりが早くなく、かなり古いギャグを使っても皆、分かってくれるという時代でもあった。
その辺を指摘「あれは83年の流行語ではありませんよ」と批判する人もいるが、「向日葵」は83年の流行を紹介する映画ではない。時代というのは、過去と未来が融合している。そこに今が存在する。今回、ロケ地となった島田市の町のいくつかも83年を代表する町ではない。むしろ、70年代、60年代の面影が残る町。
しかし、町も時代も同じ。特に地方は時代に遅れて進化していく。以前にロケした別の地方でも、2000年代になり、ようやく80年代のバブルのような建設物が出来たり。都会とはスピードが違う。その意味で、70年代が多く残る町こそが83年を象徴していると考えた。
同じように83年の流行語ばかりを台詞に多様するのを避けた。「ヒデキ感激」は先に説明した通り。用務員さんは「あっと驚くためゴロー」という。これは70年代どころか、60年代。当時の人気番組「ゲバゲバ90分」でハナ肇が言っていた。それも時代考証がおかしいという人がいた。繰り返すが「向日葵」は83年の風俗紹介ビデオではない。
過去のギャグを何年経っても使うズレた人は少ないがどこにでもいる。それをその人の個性として表現しているのだ。用務員さんは未だに60年代を生きており。クラスメートは「聖子ちゃん」「明菜ちゃん」で83年を生きている。アイドルに興味のない多香子たちは「オードリー」「ジーンケリー」こちらは50年代だ。
それぞれが全く違った趣味志向をしている。それによってキャラクターが明確に見えてくる。ちなみに多香子(芳根京子)は古いハリウッド映画が大好きで新しいものは、そこそこだが、みどり(藤井武美)はもともと新しいハリウッド映画が好き。多香子とつきあうようになってから古い映画の魅力を知る。
多香子が古い映画に興味を持ったきっかけは、ウメさん。鯛焼き屋で古い映画の話ばかりするので、1度観て観よう!とテレビ洋画劇場で観て嵌ったのだ。その辺を紹介するエピソードはないが、物語から感じとってもらえるようにしている。映画は全てを説明しない。が、よく観ると、あーそういうことか?というヒントが必ずある。その辺を探すのもなかなか楽しい。
日本版「ニューシネマパラダイス」と宣伝するのに、実はそうではない話? [再・向日葵解説]

「向日葵の丘」は日本版「ニューシネマパラダイス」と宣伝しているが、実際はそうではない。ああいう映画を作りたくて製作したのではない。「ニューシネマ」を観たのはアメリカ留学時代。シネフレックス・オデオンというシネコンのチェーンで観た。アカデミー外国映画賞も穫り、アメリカでも人気の映画だった。
観て驚いたのは、主人公のトトと僕は似たような人生を送っていたことだ。トトほど幼くはなかったが、中学時代。僕も勉強より映画が好きで、映画館に通い、支配人と親しくなり、いろんな話を聞かせてもらった。
その後、町を離れる。当時はLAにいて、「あーー同じだ」と共感した。映画を観てから20年少々。さらなる奇遇は続く。僕はトトと同じように、映画監督になり、町に戻る。すでに映画館はなく、支配人はどこに行ったか?分からなかった...。
その思い出に、8ミリ映画を撮っていた1983年夏の思い出。さらには後日紹介するLAでの思い出の3つを合わせて「向日葵の丘」という物語を作った。意地の悪い人は「ニューシネマ」のパクリというが、あの日本版がやりたかったのではなく、あの映画と非情に似た経験をしていて、それをベースにしたということなのだ。
そんなふうに「向日葵」はいくつもの側面を持つ物語。友情あり、青春あり、親子の絆あり、映画研究部の話あり、再会物語あり。それをどうアピールしようか?考えて、日本版「ニューシネマパラダイス」というキャッチコピーを考えた。あの映画の日本版を作ろうとした訳ではないが、そういう説明が一番分かりやすいからだ。
「ニューシネマ」もたぶん、あの監督の自伝的な作品だと思える。彼自身の経験、思い出をベースに作っているだろう。だから、作られたものではない感動がある。同じように「向日葵」も僕の思い出が数多く、散りばめられている。だからこそ、多くの観客が感動してくれたのだと思える。
先にも書いたが、物語は机の上で想像して書いたものでは観客を感動できない。本当にあった、現実の話をベースにすると不思議なくらに伝わり、感動を撒きこす。今回の「向日葵」でも、改めてそれを感じた。
【向日葵の丘 感想。20代女性】忘れてしまっていた大切な何かを思い出させてくれる [再・感想]

言葉にしたり文章にしたりするのが苦手なので、いつもどうしたらいいのかわからなくなるのですが、少しでも伝わってると嬉しいです。
試写が終わり、現実の世界へなかなか戻れないぐらい向日葵の丘にどっぷり浸かってしまいました。映画見た後戻れなくなる作品は今までそうそうなく、戻れない自分に戸惑ってしまったぐらいです。
特にヤング三人組の存在感でぐいぐい話に吸い込まれてました。
エリカは一人称が「僕」というあたりからもう個性的キャラがプンプンだったので、どんな感じになってるのか興味深々でした。
大人エリカ(藤田朋子)は個性的なのに自然な感じで、ヤングエリカ(百川晴香)の登場シーンはとても不思議な空気感があり、三人の中で一番キャラが強かったです^ ^
この向日葵の丘は、様々な感動的なドラマに誰もが何処かで共感できるところがあり、笑いや感動のストーリー。見た目も内容も凄く綺麗な作品で、最後は忘れてしまっていた大切な何かを思い出させてくれるラストで、優しい気持ちになりました。
#向日葵の丘ー1983年夏 [DVD発売]

#向日葵の丘ー1983年夏
解説
今や日本映画に欠かせない存在として確固たる地位を確立し、2014年は大林宣彦監督の「野のなななのか」に主演、2015年前期のNHK朝の連続テレビ小説「まれ」に主演の母親役で出演するなど活躍中の常盤貴子が主演。国民的女優・田中美里「あぐり」、藤田朋子「ノンちゃんの夢」「渡る世間は鬼ばかり」の3人をメインに。また、それぞれの若き日の三人を400名を超えるオーディションで決定した芳根京子、藤井武美、百川晴香が好演。さらに、津川雅彦、別所哲也、烏丸せつこ、並樹史朗らベテランが脇を固めて、1983年の田舎町、小さな映画館を舞台とした涙なしには見れぬ感動の物語。
監督は大林宣彦の愛弟子である太田隆文。USC(南カルフォルニア大学)映画科に学び、日本の美しい地方を舞台に古里映画を撮り続けている。「親と子に伝える大切なこと」をテーマに、今回も涙と感動の物語を届ける。カンヌ映画祭のフィルムマーケット、アメリカのジャンパン・フィルム・フェスティバルLA等、毎回、映画祭や海外の国々で上映され、国境を超えた高い評価を受けている。
ストーリー
東京で売れないシナリオライターをしている多香子(常盤貴子)の元に故郷で暮らす高校時代のクラスメートみどり(田中美里)から30年ぶりに連絡が届く。「病気であと数か月の命」との内容に驚いた多香子はもう1人の同級生、アメリカ人と結婚したエリカ(藤田朋子)に相談するが、相手にされず。悩んだ末に30年ぶりの帰郷を決意する。高校時代に起きた悲しい出来事を今もひきずっており、一度も帰郷していなかった故郷に向かう多香子の胸を通り過ぎるのは、あの頃の思い出。地元の名画座に3人で行き、ミュージカル映画を毎週観ていた。学校の帰りはいつも鯛焼き屋でおしゃべり。片思いの先輩もいて懐かしさが蘇る。だが、30年ぶりに帰った故郷で待っていたのは「悲しい現実」と「別離」だった……。
涙なしでは観られない感動の青春ストーリー。
公式HP=>http://himawarinooka.net
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