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【「向日葵の丘」DVD発売記念で東放学園でトークイベント!】 [2016年]

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【「向日葵の丘」DVD発売記念で東放学園でトークイベント!】

昨年公開された「向日葵」は大人の女性向けに宣伝された。そこでDVD発売を記念して、映画をあまり見ていない10ー20代の観客にも観てもらおうと、東放学園で特別試写会。80人ほどの生徒が参加。その後、太田監督が講演した。

「向日葵」を観た若者たちは何度も涙。昨年の映画館と同じ光景。大人の観客だけでなく、10代20代の人たちにも伝わり。世代を超えて感動が広がった「向日葵」DVDは7月2日セル&レンタル開始。Amazon、TSUTAYA等でぜひ!

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「才能」という言葉を僕は使わない。だって才能なんて存在しないから [再・opinion]

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よく人はこういう。「俺、シンガーソングライターになるんだ」「お前、才能あるのか?」「私、女優になりたい」「才能ないとなれないぞ」そんな会話を嫌というほど聞いて来た。人はこう思う。「歌を歌うにも、絵を描くにも、小説を書くにも才能がいる、才能がなければできない」

では、こう訊こう。「才能があれば小説が書けるのか? 才能があれば芝居ができるのか?」もっと言えば、才能があれば何もしなくてもギターが弾けるのか? シナリオが書けるのか?答えはーNO。楽器を弾くには長期に渡った練習が必要。最初から弾ける人はいない。シナリオだって何本も書いて練習しなければ書けない。では、人はなぜ、「才能がないと」なんていうのか?

天才ギターリストがいる。

その人は若い頃からもの凄い時間練習をして、何よりギターに人生を費やして来た。だからこそ、天才ギターリストと言われるようになった。演技派と呼ばれる俳優がいる。が、彼も若い頃から名演技をしていた訳ではない。時間さえあれば演技について考え、役についてあれこれ想像し。人生のほとんどを芝居のために費やして来た。だから今、演技派俳優と呼ばれ尊敬される。

そういうことなのだ。「才能」ではなく「素質」を持った人が年月をかけてそれを磨き、鍛錬して、「演技とは何か?」「音楽とは何か?」を自問自答して、どんな芝居をすれば人は感動するか? どんな歌を作れば人をハッピーにできるか? 自分にはどんな芝居が、自分にはどんな歌が合っているのか? それを考え続け、試行錯誤した人が、人に感銘を与える仕事をすることができる。その努力を知らずに見ている人が「凄い! 感動した。何であんな芝居ができるのか? 何であんな歌が歌えるのか? きっと才能があるからに違いない」と思うのである。

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その努力や覚悟。情熱を想像できない人が、

理解するために「才能」という言葉を使い理解しようというのだ。そう考えると分かりやすい。結局、「才能」なんてないんだ。が、僕も若い頃によく「俺には才能があるのか?」「才能がなければ映画監督にはなれない」そんなことを悩んだことがある。でも、「才能」なんてなかった。成功している人たちは、どの業界でも命がけで血の出る努力をしている。そうして作品を生み出す。その背景を知らない人が「自分になぜできない?」と思ったときに「努力したのに駄目だった」と悔しいときに、「才能」という便利な言葉を使うことで、納得するのだと感じる。

素質、資質はある。どんなに努力しても役者になれない人。小説を書けない人はいる。残念だがそれは無理。その素質、資質を持つ人が、どれだけの時間をかけて、それを伸ばすことに全てかかっている。数字で言えるものではないが、5%の資質しかない人が100の努力をすれば、10%の資質がある努力しない人を追い越すことはできる。

思い出すのはチャップリンの言葉。

「才能とは99%の努力と1%の閃きである」(実はジョンレノンも同じことを言っている!)本当にその通りだ。ただ、自分が賭ける以外の多くのものは犠牲にせねばならない。安定した生活とか、恋愛とか、平凡な家庭生活とか、一般の人が手に入れられる小さな幸せを犠牲にせなばならない。そこまで出来る人だけが認められる。過酷な報われない戦いでもある。その戦いを知らない人が「才能あるからいいよな〜」というのである。

「俺は才能がないから駄目だ」と言う前に、99%の努力をしてみるべき。「お前は才能ないからな」と決めつけるなかれ。人生賭けて挑めば、輝く作品は生まれてくるのだ。「才能」ではない。「努力」なのだ。




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「向日葵の丘 」お待たせしました!7月にDVD発売。 [告知]

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「向日葵の丘 1983年・夏」お待たせしました!ついにDVD化。

昨年、全国の映画館でヒットした映画「向日葵の丘」7月にDVD発売が決定。あの感動があなたの家で蘇る。後半1時間、涙の連続。懐かしい1983年と現代を結ぶ感動物語。

映像特典は30分にも及ぶメイキング・ドキュメンタリー。映画撮影の舞台裏を紹介。俳優たちがどんな思いで撮影に挑んだか?こちらも感動作。私、監督の太田が自ら編集しました。Amazonではすでに予約受付がスタート。ぜひぜひ、よろしくお願いします。

キャスト
常盤貴子/ 田中美里/藤田朋子/
芳根京子/藤井武美/百川晴香

Amazonで予約受付中!
価格¥ 4,104=>¥ 3,053 通常配送無料
OFF: ¥ 1,051 (26%)
発売予定日は2016年7月2日。


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【向日葵の丘 1983年夏ー広島の映画館で7月に特別上映】 [告知]

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【向日葵の丘 1983年夏ーDVD化記念、広島の映画館で上映】

昨年の夏から全国の映画館で公開。ヒットした感動物語。

7月のDVD化を記念して、もう一度映画館での上映が決定しました。

7月2日(土)~7月8日(金)まで福山駅前シネマモードにて。

「向日葵の丘」が劇場で観れる最後のチャンス。

繰り返し観れるDVDもいいけど、大画面で観れる映画館は感動も2倍。

ぜひお越し下さいませ。

http://www.furec.jp/fc/yoyaku.php



ここは映画「向日葵の丘」製作日記です! [告知]

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「向日葵の丘」の企画時から、

 ロケハン、シナリオ執筆、キャスティング、

 撮影、編集、宣伝、映画館公開、海外上映。

 そして今後の展開を太田監督自身が綴ったブログ。

 右側の「マイカテゴリー」の項目を探してもらえると、

 読みたい記事を見つけることができる。

 ぜひ、




太田映画式、ロケ地を魅力的に描く方法? [【再掲載】]

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僕の映画は毎回「親子に伝える大切なこと」がテーマだ。最近はさらに一歩進んで「幸せって何だろう?」も主題となってきた。それと同時に、僕の映画は「古里映画」とも言われる。師匠である大林宣彦監督が尾道シリーズを撮ったように、僕も都会ではなく、地方を舞台にした映画を撮り続けている。

和歌山、浜松、湖西、島田と、皆、有名な観光地ではないが、昔懐かしい風景のある素敵な町だ。映画を観た人は必ず「この町を訪れてみたい!」といい。そして、誰もがそこが自分の故郷であるような郷愁を覚えるという。

これはとてもうれしい話だが、町を魅力的に描くというのはなかなか大変なことで、俳優を魅力的に描くのと同じ愛と努力が必要だ。というのも、有名な観光地を舞台に「***市ロケの映画」というふれこみで作られた映画がときどきある。それを観ると、確かに街を美しくは撮影しているが、何か観光地の絵はがきのように「けど..」という気持ちになる。

そう観光絵はがきというは、美しいが心がない。伝わらない。魅力を感じないことが多くはないか? それはカメラマンがその街を愛していないからだと思える。2泊3日で撮影に来て、ロケ場所にのみ訪れ、撮影が終わればさっさと帰る。そんな仕事の仕方なので、技術で風景を美しく撮れても、愛が籠っていないのである。

では、どうすれば愛が籠るのか? は何度も書いたが、まず、スタッフがその街を好きになること。何度も訪れて、その街を知ること。街の人と触れ合うこと。地元の名産を食べること。そうやって街を好きになってこそ、その街の魅力を理解し、愛が籠った映像が撮れるようになるのだ。いつもスタッフだけでなく、キャストにもそのことを伝え、街を体験してもらう。

費用も、時間も、手間をかかるが、そうして撮影に臨むと、街が微笑んでくれて、いつも見せない素敵な顔を見せてくれる。そのせいか、映画の舞台となる街はいつも評判よく、「ぜひ、一度訪れたい」と言われる。が、ときどき、その地元から逆行する要望が出ることがある。一部の人だが、せっかく地元をPRする機会なのに、それを妨げることをするのか?と思うのだが、また、その話も紹介する。



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