4年振りに時間が少しばかりある。 [2016年]
4年振りに時間が少しばかりある。
もちろん、生活のための仕事はせねばならないが、それでも映画の製作期間や宣伝期間より遥かに時間がある。この4年。2本続けて映画を作った。途中はダブっている期間もある。7人分の仕事をせねばならないのに、ダブるいうことはヘタしたら14人分の仕事をせねばならない時期も出て来る。
だから、毎回、公開が終わると倒れる。今回は大丈夫かな?と思ったが、やはり倒れた。年末から新年は自宅入院状態だった。が、前回は半年間、寝た切りとなった。それに比べればいい。現在も決して通常の健康状態ではないと思えるが、規則正しい生活ができるので休息を取ることができる。
これでようやく普通のサラリーマン状態?
とはいかない。土日、祝日も働いているので、まだそこまで行かないが、テレビを見る時間が何とかできた。この4年間。本当にテレビを付けることがあまりなかった。報道番組を録画してチェックする程度。それが今はお笑い番組やドラマまで見ている。「大丈夫です。履いてますから」というギャグも昨年の流行語大賞にノミネートされたが、最近まで知らなかった。
こうして10代のとき「バカじゃねえの?」と思えたおじさんのように時代から取り残された存在となっていくのだろう。決して、流行を把握することが偉いことではないが、それは時代の反映。映画作りの仕事をしているなら、流行に鈍感では勤まらない。その意味でテレビというのは手軽に流行を知ることができる。下らない番組も多いが、それもある意味で時代の反映。だらだらと見ているだけでも勉強になる。
1月もそろそろ終わりだというのに、
映画館で映画を1本も見ていない。これでいいかのか?とは思うが、作業部屋にこもっているので、なかなか外出ができない。ランチを食べに近所の店に行くくらいだ。それでも、いろんなことを考える時間ができている。これは大事だ。
テレビを見ながら、へーーーこんなタレントが人気あるんだあーとか、コロッケさんがショーパブを5億円かけてオープンしたんだー凄いーとか、思いながら、ワイドショーを見る。町を歩きながら、地球温暖化というが、今年の冬も超寒いじゃないか! やはり、温暖化はアール・ゴアの陰謀だな。とか考える。
これが映画製作中。宣伝中なら、
「どーすればよりクオリティの高い作品になるか?」「どーすれば宣伝費を使わずに、映画をアピールできるか?」をずっと考え続ける。その他のことを考える余裕はない。が、いろんなことを考える。新しい情報を仕入れることで、次回作のヒントを掴むのである。
2016-01-29 17:54
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