35年前の成人式。僕が式に出なかった理由?! [思い出物語]
昨日は祝日だったが、
映画屋をやっていると盆暮れも関係なく土日祝日も、ほとんど休まない。何の祝日か?なんて考えもしない。そうしたらメールで「うちの娘も20歳になりました!」と連絡が来た。えーーー、この間まで小学生だったのに〜と驚いて、あ、今日は成人式か!と分かった。
確かにニュース番組では各地の成人式を伝えていた。相変わらず、式で暴れているヤツらもいるようだ。そんなに嫌なら行かなきゃいいのに〜と思う。卒業式ならまだ分かるが、何で自由参加の成人式で荒れるの?って感じだ。
僕が20歳になったのは、もう35年ほど前。えーーそんな昔か.....成人式は行かなかった。昔からひねくれ者で、儀式というのが嫌いだったからだ。結婚式とか特に嫌いで、好きで結婚すんだから、いちいち人を呼ぶなよ!とさえ思っていた。葬式も嫌い。とにかく、偽善的な式が嫌いだった。
そんな歪んだ性格をしていたので、
カタギにはなれず、映画の仕事に就くことになったーいや、そういうと、業界の人に失礼。言い直す、だから映画監督になった。変人でなければなれない職業でもある。そんなだから、20歳のときも成人式には行っていない。なんで20歳にもなって、役所が主催の式に行き、まじめな講演を聞かねばならない!と反感を持っていた。
ら、僕よりも不良な友人が「俺は式に出たで〜!」というので、こいつ堕落したな?(いや、本当は更生したというべき)と思ったら「式に出たら、タダ酒飲めるんや〜!」と言っていた。........らしい。と納得したが、その日に3カ所もはしごして成人式に出たらしい。その行く先々で飲み倒して、20歳になったとたんに悪酔いして、二日酔いだったという。
僕は彼ほど不良ではないので、
式自体に行かない。だから、出なくてもいい式に行き暴れるヤツの気持ちが分からない。それから35年。未だに僕は成長せず、自治体であろうが、巨大組織であろうが、会社であろうが、納得できないことがあると、素直に従わない。理不尽を許せない。それで仕事がなくなっても、妥協しない。
そんな性格なので、何度も何度も損をしてきた。トラブルメーカーとも言われたが、そのことは以前に書いた。理不尽なことを押し付けたのは会社であり、僕はそれはおかしい!と抗議しただけなのに、「太田がまたトラブルを起こしている」と皆に言われた。通常は理不尽でも我慢して、また次の仕事をもらうようだ。でも、それができないで、何度も仕事をなくした。
それができるくらいならサラリーマンになれている。成れないから映画監督業をしているのだ。だから「これを撮りたい!」と思うものを監督する。納得できない仕事ができるようなら映画監督なんてしない。いや、少し違う。ダメだと思う作品でも我慢して撮れば監督業も仕事が続く。僕は断るからたまにしか仕事ができない。でも、作品は評価される。だって真剣に「やりたい!」と思った作品だから。ま、20歳の頃からそうだったので、今更もう変わらないだろう。ちゃんと成人式に出る人はちゃんとした人生を送る。ま、そんなものだ。成人式と聞いてそんなこと思い出した。
2016-01-13 01:18
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