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監督業に専念できない理由? [映画業界物語]

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 僕は監督、編集だけでなく、

プロデュサーも担当している。源泉徴収の納付、給与振込、使用料の支払い等もあって役所や銀行にも行かねばならない。撮影後の清算やあと始末。苦情の処理等。といって、それにばかり時間を割いていると他が進まない。編集は「霊」が降りて来なければならない作業。午後1時に人に会って、午後2時から編集。午後3時に銀行なんてことはできない。

「それならプロデュサーを雇って、やらせればいいじゃん?」

 という人もいるだろう。だが、そのPというのが曲者が多い。前にも書いたが彼等のためにどれだけの事件が起こるか? 全部とは言わないが、多くのPは金にルーズ、トラブル解決をする仕事なのに、自ら事件を起こすことの方が多い。あげくは僕が製作費を集め、映画を企画し、彼を雇ったのに

 「太田監督に映画を撮らすために、がんばりましたよ。あっはは!」

 などと自分が全てをお膳立てしたかのように言い、関係者に敏腕Pであることを売り込む。(そうやって、別の仕事を取ろうとするのだ)そのくせ、ルーズな行動が多く。多くの関係者に迷惑をかける。そんなトラブルを僕があと始末をして、迷惑をかけた人たちに謝罪してまわる。毎回そんな感じだった。

その後、僕自身もPの肩書きを着けるようにしたが、

他の「P」たちが同じことを繰り返したので、前作からは僕のみがPとなり、支払いから後始末までP業を担当している。(今回はプロデュサー部の補佐的存在はいるが、製作費、人事については僕が担当。最高責任者という形だ)実はそれが一番機能的と痛感した。確かに時間と手間はかかる。

でも、Pが起こすトラブル

(あとになってギャラの額を変えて、スタッフを怒らせる。不必要な出費をして製作費をオーバーする。多額の製作費を抜いて自分のものにする等)がなくなったと思えば、全然OKという気はしている。とはいえ、編集作業も進めねばならないので、このままでいいとは言えない。友人は言う。「女性Pと結婚すればいいんだよ!」でも、それが一番大変かもしれない?

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