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【映画作りは恐怖新聞を読むのと同じ???】 [公開終了後]

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【映画作りは恐怖新聞を読むのと同じ???】

「向日葵の丘」の全国公開が終了(広島はこれからです)ほっとしたこことで疲労が吹き出してきた。が、後片付けをしながら少しずつ休息するようにしていたので、寝込むことはなかった。予想以上に疲労困憊していること実感している。

不思議なもので、自分が重度に疲れていることが分からない。だから、平気で仕事を続けて、過労死するのだろう。昨日も仕事で渋谷に行ったのだが、打ち合わせ中は元気いっぱいなのに、終わってほっとすると疲れが溢れて来た。映画でも見て帰ろうと思ったのに、体力なし。

部屋に戻るとまだ夕方前なのに、寝てしまう。食欲もなく、眠り続け、夜中に目が覚める。仕事の電話をして、夕飯にしようか?と思ったが、やはり食欲がなく、いつもは必ず飲む酒も進まず。再び寝てしまう。

これでも4年前よりはずっとマシ。あのときは、外出すらできなかった。今回は大丈夫だろうと思っていたが、程度の差あれ、やはり4年間の戦いは体も、心もボロボロになっているようだ。映画を1本作るということは(いや、4年で2本も作った)は寿命を減らして行くことだと思える。

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やはり映画作りは「恐怖新聞」? 読むと1年寿命が縮まるという恐怖新聞(つのだじろうさんの有名な漫画です)と同じように、1本映画を撮ると、5年寿命が縮むという説(?)ーま、僕が勝手に思っているのだがー正解かもしれない。

体が疲れていると、心も疲れており、考え方がネガティブになる。前向きな気持ちがなくなり、小さなことでクヨクヨしてしまう。詰まらないことで後悔したりする。そんなときはしっかり休まなければならないのだが、ブラックな映画業界ではむずかしい。

しかし、ものは考え方。「やっと終わったぞ。よし、次だ!」と新たなる戦いをすぐにスタートするのは、一見かっこ良く見える。「過去を振り返っている時間なんてないんだ!」といえば、前向きに思える。けど、それは違う。

ここは4年間を振り返り、反省し、考える時期だと考えるべきだろう。何が正解で、何が失敗だったか? 何が原因でうまく行ったのか? 行かなかったのか? その中で得たものは失ったものは何か? そんなことをあれこれ、いろんな角度から考えることが大事。

今回はうまく行った方法論でも、次はそうとは限らない。その方法論は不変なのか? 今回たまたま成功しただけなのか? それを見極めずに次の戦いはできない。今、笑顔で協力してくれている人も、次応援してくれるとは限らない。今回、何もしてくれなかった人も、次の戦いでは大いなる力になることもある。

疲労回復をしながら、そんなことを考えて、同時に、時代の動きをしっかりと感じて、いつか来る次の戦いまでの時間を過ごす。ま、歳取ると、回復遅いのが辛いところだけどね....。


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