懐かしのマクドナルド**店! 1998年冬? [思い出物語]
懐かしのマクドナルド**店! 1998年冬?
このマック。1995年頃によく来た。当時、僕はシナリオ・ライターデビューする直前で、ライター業をしながらシナリオを書いていた。そんな中、どーしても書きたい物語があり、2年がかりで小説にした。
まだ、パソコンはさほど普及しておらず、ワープロ全盛。それ以前はよくこんな店で、珈琲一杯で粘り、原稿を書いたものだが、ワープロ時代になると、持ち運びが大変。プリントアウトした原稿を持ってきて、校正をした。
不思議に部屋で原稿を読むと問題点が見えないのに、外で読むとすぐに発見してしまう。環境が変わると客観性が強くなるのかもしれない。そんな訳でよく原稿を持ち出して、時間ができると、校正作業をした。そんな一軒がここ。もう、テーブルの配置とは違い「懐かしー」という感じはないが、場所はここだ。
あれから20年ほど来なかったことになる。毎回、1杯の珈琲だけで、2−3時間ここにいた。確か、冬で、モーニング娘。から飛び出したユニットの歌が流行っていて、店内で何度も流れていた。モーニングは98年に初ヒットを取っているから、ここに来たのは95年ではないか? ということは99年頃? 記憶とは当てないならないものだ。(調べたらタンポポの「ラストキッス」98年11月発売)
ということは、脚本家デビューはしたあと。ドラマ監督のデビューもして、メイキングの撮影なんかをして、よく仕事をしていた製作会社と大喧嘩して仕事がなくなった頃か? とにかく、そんな頃にミステリー小説を2年がかりで書いた。出版社に持ち込み、かなりいいところまで行ったが、出版には至らなかった。
もの凄く評価して「これは売れる! 面白い」といってくれた編集者と、「こんなのどーしようもない!」という編集がいた。内緒だが、原稿を褒めてくれた編集者は今、その会社の社長である。(といって、10数年前の作品はもう覚えてはいないだろう)
その原稿の直しをこのマクドナルドでよくやった。監督デビューしたが、仕事がなく、映画監督デビューは夢の又夢。映画会社に企画を持ち込んでも「オリジナルシナリオではねえ〜」と言われた。ほとんどの会社はベストセラー原作でないと映画化できないというのだ。「だったら、自分で原作書いて、映画化してやる!」と小説を書き出したのだが....。もう15年ほど前か......。
2015-11-27 18:28
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