応援してくれる皆様へ 東京公開へのご挨拶。

いよいよ「向日葵の丘」東京先行公開まで６週間を切った。だが、いろいろと準備が続いている上に、次々にやるべきことが増えて行く。さらに今後は映画宣伝のための取材やラジオ番組出演等も出てくるので、さらに時間がなくなる。

ただ、公開というのは一つの節目。映画では「製作決定」「クランクイン」「クランクアップ」「完成」「公開」というのが節目であり、お祝いをしたり、挨拶をしたりする。が、クランクイン前はバタバタで、なかなかお知らせもできないが、他のときは出来る限り、お世話になっている方にはご報告して来た。

それが４本目の映画となると、スタッフ、キャスト、関係者らが膨大となり、応援、支援、協力してくれる方々も凄い数になった。以前のように、全ての方にご連絡するのには、もの凄い時間と労力が必要。何ヶ月もかかってしまい、宣伝活動がストップしてしまう。

そんな中、たまたま、お世話になったＡさんに連絡して近況を伝えると、Bさんから連絡が来て「あんなに応援してやったのに、何でＡにだけ連絡するんだ！」と叱られたりする。なので最近は＊＊＊地区はCさん。＊＊＊街はEさん。と決めて、その地区で一番顔の広い方や社交的な方にとりあえず連絡させてもらっている。



それでも今度は「何でCさんだけなんだ！」という人もいて「もういい！」と言う方もいた。「ちょっと偉くなったらこれかよ？」とお怒りの方もいる（偉くもななっていない...）みなさんの応援や援助は大小に関わらず、感謝しているし、忘れることはない。ただ、現状をいうと１人VS３００人のような形。

これが政治家や社長なら、秘書やスタッフがいて、お礼状を送ったり、いろんなサポートをしてくれる。俳優ならマネージャーがいて、事務所スタッフがケアしてくれる。が、僕は１人で全部やっている。監督、脚本、編集、プロデュサー。そして宣伝も担当。本当に申し訳ないが手がまわらない。

それでもお礼や連絡をしていたのだが、そのために本来の仕事に支障が出てトラブったり、宣伝活動ができなかったりということも出てきた。それでなくても毎年、過労でダウン。で、考えた。一番大切なことは応援頂いている方々に「今回もいい映画だった！」といって頂くこと。

お礼で時間がかかり十分な作品ができない。宣伝が足りなかったとなってはいけない。だから、誰が一番、誰が二番ということではないが、機会あるときに、お礼と報告させてもらうということで許してほしい。

映画は監督１人ではできない。多くの方が応援、支援してくれるからこそ素晴らし作品ができる。でも、その感謝をお１人お１人に伝えるのも難しくなってきた。だから、今回はここで応援くださる全ての方に、映画公開に向かって進んでいることを報告し、感謝の気持ちを伝えたい。公開まであと一息、がんばります！