「アメリカン・スナイパー」凄かった! [映画の話]
イーストウッドにハズレなし。いや、全てが名作。それも1年に1本監督している。80歳超えているのに...本当に凄い。そして、毎回、観終わってから、凄い嫌な、やり切れない思いを引きずる。さわやかな感動ではない。が、それは本当に厳しい重い現実を見事に描いているから。
あの「ジャージーボーイズ」でさえ、重かった。が、今回は一段と重い。そして、イスラム国人質事件を経験した日本人が観ればさらに重い。観客は戦場へと導かれ、主人公と共に銃弾の嵐の中をさまよう。映画館を出たとき、戦場から戻った気持ちにさえなる。
普通のハリウッド監督が撮れば単なるヒーロー物語になるだろう。が、イーストウッドは違う。このやり切れなさ。理不尽。悲しみ。でも、それが現実なのだ。詳しくは書かない。ぜひ、観てほしい。単なる反戦映画でも、アメリカ万歳でもない。厳しくも悲しい現実を見つめる物語。今回も打ちのめされる...。
2015-02-23 19:22
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