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2014年12月の思い出「結局、過労でダウン。自宅入院生活!?』 [2014]

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毎回、映画が完成したり、公開されるとほっとして疲れが吹き出し、自宅入院状態となる。今回は大丈夫と思ったが、やはり駄目だった。今回は7人分の仕事を2年4ヶ月なので、何とか?と思ったが、やはり限界を超えていたようだ。

医者に行くと毎回「休みなさい。でないと、本当に過労死するよ!」と厳しく言われるので、今回は診断を受けていない。が、休まずに長期間、働き続けると「過労」という症状になる。人間の体というのは凄くて、体力的に限界を超えていても精神力で持ってしまう。でも、体は限界を超えている。それでも仕事を続けると、どこかでプチンと切れて、過労死!となる。

僕の場合は、ほっとしたとき。そこで疲労が吹き出し、全機能が低下。寝たきりとなることが多い。もう、本当に何もできない。朝、起きて朝飯、もうその段階で疲労困憊。昼過ぎにはまた寝てしまう。夕方に起きて、夕食。テレビを見る気力もない。目がゴロゴロ。30分テレビを見ると限界。夜も更けない早い時間に寝てしまう。

考え方はネガティブになり、「このままだと、朝起きたら死んでるの気づくんじゃないか?」と思え、「あー今回こそ、本当に遺作になりそうだな.....」なんて考えてしまう。地獄の沼へズルズルと沈んで行くような感覚。やがて、熱が出て、さらに体調は悪化。体力も抵抗力も落ちているので、すぐ病気になる。

こうなるとブログやFacebookを更新する気力もなくなるのだが、何日も更新がないと「あ、ついに死んだな?」と思われるので「再掲載」で凌ぐ。そして、ちょっと回復したら「新作」。そうしないと、心配した友人からメールや電話が来る。でも、ダウンしているので返事ができない。さらに心配して「本当に死んだな!」と自宅にやって来たりする。それはマズい。

という訳で、ある程度、元気になるまで内緒にしておく。そういうと、「だったら、病院にでも、どこへでも行って、治療して、さっさと仕事に戻ればいいだろう!」という先輩がいた。が、過労というものを分かっていない。「過労」は病院に行っても駄目。注射してよくなるものでもない。もうひたすら時間をかけて、安静にして過ごす以外に方法はない。それと「さっさと仕事に戻れ」とも言われるが、僕は仕事がある内に倒れたことはない。

今回は映画の仕上げがあと1%残っているが、担当者の別の仕事が終わるのを待っている状態。支障はなかった。とはいえ、寝たきり。僕はそれを自宅入院状態と呼ぶ。自宅で入院しているのと同じ。看護師さんがいないので、食事は自分で何とかせねばいけない。1日1回。近所のコンビニまで食料調達に行くのが命がけ。フラフラする足取りで、5分の道のりがどれだけ遠いか!

まあ、経験した人でないと分かってもらえないと思うが、インフルエンザで寝込んだ状態が何ヶ月も続くという感じ? と説明すると少しは伝わるか? でも、今回は2週間ほど。「ストロベリーフィールズ」のあとは1ヶ月。「青い青い空」のあとは半年寝込んだ。今回は「朝日のあたる家」と「向日葵の丘」が続いたので2本分。本当に過労死するかも?と思えたが、2週間で済みそうだ。

いや、まだ、過労のプロローグで、このあとも残りが待っている可能性もあるので注意。というのも、過労の症状は一気には出ない。映画が完成しても、翌日、倒れるものではなく、気力でしばらくは元気。「もう、大丈夫だ...」と思い、ほっとした頃からジワジワやってくる。そして、かなりよくなったな。と思ったら、閉じ込められた別の疲労の扉が開き、またダウンということもある。

けど、ようやく、外出もできるようになったし、「向日葵」の仕上げ作業も間もなく再開されるので、大丈夫そうだ。映画作りは毎回、命がけ? ということでご報告する。


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