SSブログ

向日葵の丘ー監督日記   0号試写! 完成(?)祝いは夜明けまで! [0号&初号試写]

10628401_702906243117016_2690420820435524618_n.jpg

先日の0号試写後。スタッフ&キャストでお祝いをした。本当の意味で完成ではないが、もう98%完成といっていい。。。。細かいことは抜きにして完成祝いとした。

来れなかった人もいるが、みんなで乾杯した。皆、笑顔だった。でも、実は完成祝いというのは、怖いもので、映画の出来がよくないと、多くのスタッフは「ちょっと、用があるので・・・」とお祝いに参加せず、帰って行く。飲むと、不満が爆発してしまうからだろう。

「何で、あのシーンをカットしたんだ!」「あのシーンはいらないだろう?」「長いんだよ。もっと短くしなきゃ観れないよ」「ああ、最悪! こんなの映画館で上映できない」とか、みな、いろんな不満を抱えたまま、口を閉ざし、帰路に着く。あるいは同じパートだけで飲みに行き、悪口大会?

でも、今回は試写。関係者ばかりなのに、涙、涙の試写となった。皆感動に打ちのめされた。そのせいもあり、ほとんどのスタッフ&キャストがお祝い会に参加してくれた。これだけでも、皆、満足する結果であることを物語る。そして、二次会、三次会、結局、朝までお祝いは続いた。これは本当に久しぶりだ。若いスタッフばかりではない。40代になると、徹夜はきつい。それでも仲間と映画完成を祝いたいという思いが勝った。

撮影の思い出を語る。あの場面の魅力を語る。あの俳優の努力を讃える。朝まで「向日葵」の話で盛り上がった。通常、俳優たちは一次会のみ参加ということが多い。だが、何人もの俳優が朝まで一緒だった。これも「素敵な映画に出演できてよかった。スタッフの人と朝までいたい!」という思い。「何年に1度あるかどうかの、いい現場だった」そういってくれるスタッフもいる。

映画作りは苦しい。辛い、厳しいことばかり。でも、素敵な映画が出来上がったときの感動は格別だ。お祝いの夜は本当にハッピーになれる。素晴らしい仲間と、思い出を語り合える。だから、苦しくても映画は辞められない。

そんな会で、僕は意外におとなしい。酒を飲みながら、皆の嬉しそうな顔を見ている。そう、そんな彼ら、彼女らがいたから、この作品が、素晴らしい作品ができたのだ。監督の力なんて小さなもの、スタッフ&キャストの力がなければ、映画はできない。

その彼ら、彼女らに感謝を込めて、何度も乾杯した。でも、ハッピーな夜は一夜限り。翌日からは映画館公開を目指しての準備が始まる。いくら素晴らしい映画を作っても、多くの人に見てもらわなければ意味がない。僕は映画公開に向けて宣伝準備を始め、スタッフ&キャストは次の作品に参加するために、次の組で仕事を始める。ありがとう。みんな、ありがとう。いつかまた会えるその日まで。素晴らしいスタッフ&キャストのみんな。


扉.jpg
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。