向日葵の丘ー監督日記 MA作業で音楽を入れるとまた感動! [MA]

さて、音楽が完成し、SE(効果音)も用意され、MAスタジオで録音ということになった。事前に音楽やSEを映像に着けたものをまず見せてもらう。それをもう少し前にずらして!とか、そのSEは大き目の音で!とか、希望を伝えて、直してもらう。それで1ロールが済むと頭から流して録音。それを10ロールほど繰り返す。
初日に録音したとっとこ3人娘の歌も映像に着ける。アフレコしたものも貼付ける。編集時にもう50回以上も見た映像が、また新鮮に見えてくる。映画館で見ると、当たり前のように聞こえる。いろんな音。そのほとんどはこの段階で着ける。音があることで、世界観が出てくる。
蝉の声は夏を感じさせ、カラスの声は夕方を感じさせる、虫やカエルの声は夏の夜。それらを着けることで「1983年夏」の世界が広がって行く。今回も音楽が素晴らしい! まるでロンドフィルが演奏するような交響曲。ある映画音楽が今回のイメージだったが、音楽家さんが、そこからイメージ。同じ方向だが、全く別の曲を書いてくれた。それが映像に合わせて流れると、感無量だ。やはり、音楽はもう一人の主役。
結局、作業は2日かかって終了。本来ならここで映画は完成なのだが、まだ、映像の処理が終わっていない。カラコレが現在も進行中なのだ。それが終わり、その映像に、今回できた音(音楽とSE等)を着ければ、ようやく映画は完成となる。あと一息だ。

2014-10-26 10:09
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