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太田映画の分岐点 [撮影を終えて]

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僕が最初に監督したのは古里・和歌山県田辺市ロケの”ストロベリーフィールズ”2005年のことだった。それから浜松ロケの”青い青い空”湖西市ロケの”朝日のあたる家”。そして、今回は島田市で”向日葵の丘ー1983年夏”。応援団の方々からはすでに”静岡三部作(ロケ地が浜松、湖西、島田ー全て静岡県)”と呼ばれ、ひとつのシリーズの完結だと言われる。

そして毎回、遺作だと思ってかかったのに、もう4本目になる。前3作はジャンルがそれぞれに違うがテーマは同じだ。今回の”向日葵”も同じ路線のはずだった。若い女の子ががんばる青春映画。なのに、撮影中から何かが違う感覚があった。

やはり、”向日葵”はひとつの完結であり、新たなスタートなのだろう。自分でもまだうまく表現できないが、ここまで続いた太田作品はこれで終わりだと感じるのだ。同時に、新しいチャプターがここからスタートする。

監督は自分のイメージで映画を作ると思われがちだが、そうではない。映画は監督の意思を離れ、自分で成長していく。監督はそれを見守り応援するだけの存在。だから、今回の作品がどんな形で仕上がるか? まだ想像が着かない。

ただ、言えることは青春ものだが、過去3作とはかなり違うものになるということ。出会いがあり、別れがあり、悲しみがあり、絶望があり、その中で何か新しいものが見えてくればと思う。

新しい夜明け。暮れ行く空。昇る朝日。沈む夕陽。日々は流れ、年月が経ち、僕らはどこへ行こうとしているのか? もう一段上のステップに上がり、その道を進んでみたい。


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